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異世界転生したら女になっていました!  作者: しぇいく
第九章

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『エス』【リン】

 【……俺の勝ちだ】


 「……」


 間欠泉が吹き荒れる中、胸から血を流し仰向けに倒れるエス。


 お互いの全力、死闘の末……勝利したのはリュウトだった。



 「……まだ、トドメを刺していないぞ」


 「…………」


 振り向くと、風穴の空いた胸を押さえながら、エスが上半身だけを起こし真っ直ぐ見据える。


 「やめろ、もうお前が戦えないのは解る」


 「……お前が去った後……俺が復活するかもしれないぞ?」


 「それが出来るなら、もうしてるはずだ」


 「…………」


 「俺の勝ちだ。アオイは任せろ」


 「……あぁ……リュウト……お前の勝ちだ……」


 エスは震える手で小袋を取り出し、俺へ投げた。

 受け取った袋の中には、小さなガラス玉。


 「これは?」


 「……かつて伝説の勇者と呼ばれた者の片目を加工した……魔道具だ。上手く使えば……『あいつ』を封印できる……」


 「お前……」


 「勘違い……するな……俺が惚れたのは『あいつ』じゃなく……【アオイ】だ……」


 「…………」


 エスはそう言い、力尽きたように仰向けに倒れた。

 握っていた手は開き、目の光も消え、焦点はもう合っていない。


 「リュウト……ぜっ……たい……に……アオイを……」


 「あぁ……助け出してみせる」


 「フッ……__」


 最後にエスはわずかに笑みを浮かべ、静かに灰となって消えていった。


 


 




 「エス……お前の想いは確かに受け取った。

  待っていろ、アオイ。必ず……必ずお前を救い出してみせる!」


 

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