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 時刻は?

 午前5時20分。

 今日はちょっと、普段よりも早めですね。

 まずは文楽を召喚、そして朝食の準備な訳ですが。


 漁の布陣は確定している。

 そう、漁火のクラスチェンジを見るまで、深海の領域での漁を、止めない!

 昼食も、それに下手をすると夕食も簡単に済ませる必要性がある。

 携帯食の代わりに、おにぎり。

 文楽に作らせておこう。

 うむ。

 ご飯が食いたい、という欲求は当然あるのだが。



 では。

 対戦相手、どうする?

 戦鬼、奈落、鞍馬だ。

 無論、オレだけで相手とは行かない。

 1対3だし。

 オレと護鬼でタッグを組んで2対3だ。

 これであればいい感じで拮抗するだろう。

 毎回、同じ組み合わせで対戦というのも飽きるからな。


 では。

 やってみるか。








《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『奈落』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 今回は対戦を動画で記録してみた。

 食事しながら観戦する為です。

 オレが見えていない所で何が行われていたか、確認出来ますからね。

 無論、オレ自身の動きも見る事だって重要だ。

 一番身近であるからこそ、大事なのだ。


 勝った対戦は記録を消して、負けた試合の分だけを記録しておく。

 その数、4試合。

 反省材料は必ず、ある。

 特に今の対戦は絶対にある筈だ。



 奈落のステータス値で既に上昇しているのは器用値でした。

 もう1点のステータスアップは即決で敏捷値にします。



 奈落 スケルトンソルジャーLv1→Lv2(↑1)

 器用値 22(↑1)

 敏捷値 22(↑1)

 知力値 13

 筋力値 22

 生命力 22

 精神力 13

 スキル

 剣 両手剣 棍棒 重棍 小盾 受け 回避 夜目

 物理抵抗[中] 魔法抵抗[小] 自己修復[中] 闇属性



 うむ。

 美しい。

 ところで奈落ちゃん。

 融合出来る相方に心当たりってありませんかね?





 食事は?

 ご飯を盛った丼に炒めた野菜類にステーキに半熟卵な訳だが。

 僅かだが、以前食ったメニューから変わっている。

 進化している、のか?

 やはり謎レシピだ。


 食事を摂りながら対戦を見直してみました。

 召喚モンスター達は?

 遊ばせておく事はない。

 戦鬼を相手に護鬼、奈落、鞍馬、それに文楽で1対4で対戦だ。

 得物が木刀や木剣にたんぽ槍なのだから、これでいい感じだろう。

 そしてオレは食事をゆっくりと摂りながら記録してある動画を見る。

 反省点は?

 大いに、あるな。



 戦鬼ほどの大きなサイズを相手に距離を詰め、懐に入るのはまだいい。

 だが。

 サイズが大きいだけに接近すると視野が狭くなる。

 奈落、そして鞍馬の動きがどうなるか、想定して動けていない。

 どちらか片方は護鬼がフォローしていたが、そこはそれ。

 両方をカバー出来るとは限らない。

 最後の対戦では明らかに鞍馬が護鬼を足止めしてますな。

 奈落が自由に動き過ぎている。


 数の不利を覆すのは難しいのです。

 魔物では連携が拙い場合があったりしますけど。

 そうではない場合だって、ある。

 確実にあるのだ。

 早い段階で正面の敵を仕留め切れるか?

 そこに掛かって来る。

 ギャンブル、ですね。

 かと言って積極的に攻勢に出ないと押し切られる事も有り得る。

 その辺りの判断は難しい。


 まあそこはそれ。

 実戦を通して、洗練されていけばいい。





《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『文楽』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 さすがに戦鬼も1対4では難しいと見える。

 3戦で全敗、か。

 でもね。

 全て判定なのです。

 何という恐ろしい奴。



 文楽のステータス値で既に上昇しているのは器用値だ。

 もう1点のステータスアップは即決で敏捷値にしましょう。



 文楽 ゴールドスキンLv1→Lv2(↑1)

 器用値 37(↑1)

 敏捷値 16(↑1)

 知力値 26

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 15

 スキル

 両手槍 弓 回避 料理 石工 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]

 自己修復[中] 光属性



 思わぬ所で文楽もレベルが上がってしまったか。

 料理の腕も上がるのかな?

 そうであって欲しい。


 では。

 片付けと装備の修復を終えたら全員、帰還だ。

 海へ、行きますからね。

 布陣は?

 もう決めてある。

 リグ、ナイアス、アプネア、アウターリーフ、そして肝心の漁火だ。

 アプネアはある程度の水深がないと召喚するのが危うい。

 遠浅の砂浜では要注意だ。

 体が大きいと色々大変です、はい。


 今日のメニューも決めてある。

 漁火だ。

 今日のうちにレベルアップ、そしてクラスチェンジしてくれますかね?

 それはオレ次第、かな?

 いや、魔物次第でもある。


 それにしても、だ。

 今日の天気は良くない。

 雨も降って来ているようですが。


 ま、いいか。

 どうせ海の中だし。

 さっさと出発しましょう。














《只今の戦闘勝利で【耐寒】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で【精密操作】がレベルアップしました!》



 うむ。

 いい感じで漁は進んでいます。

 だが、ケートスがいない。

 コール・モンスターで引っ掛からないタイプであるらしいのだ。

 レッサードラゴン・デプスは?

 引っ掛かるし寄ってもくれている。

 そう遠くない場所からでも襲ってくれるから面倒がない。

 マカラは?

 結構、大変です。

 近くからでないと襲ってくれない。

 だからこっちから、襲う。

 意外にも奇襲が効いているのだ。

 初撃だけだし、大した事はないのだが。


 それでも初撃で麻痺の可能性があるとしたら?

 見逃せないですね。

 麻痺したとしても、稼げる時間はそう長くないが、それでも貴重だ。

 活かすべきです。


 それにしてもアウターリーフは問題だ。

 かつてのアプネア並みに大型化した上に水中機動力はそのまま。

 要するにとんでもない暴れ馬なのだ!

 いや、暴れシャチ?

 戦闘ではなく、単に移動する際にも人馬一体を使いたくなるという。

 騎乗して操る難易度はとんでもなく難しくなっている。


 その反面でいい事だってちゃんとある。

 亜氷飛竜の騎士槍を手にしての突撃だ。

 クラスチェンジ前に比べたら威力が高まっている。

 昨夜のケートス2匹目相手では夢中で実感はなかったんだが。

 これ、いいな!

 乗りこなすのが大変ですけど。



 こうなると疼く。

 ケートスだ。

 戦ってみたい。


 来い。

 来るんだ!











《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『ナイアス』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 来た。

 うん、来たんですけどね。

 連続で来る事なんてないのに!

 ビックリしたなあ、もう。


 それにしても、だ。

 アウターリーフを駆っての突撃も有効であったが、アプネアも豪快でした。

 体当たりした上で共振波を叩き込んでいたのです。

 確かにアプネアは巨大化した。

 でもケートスと比較したら可愛いものだ。

 いや、本当に無茶するなよ?

 クラスチェンジしても尚、愛嬌を残す外見のアプネアなんだが。

 もしかして、周囲に感化されてませんかね?

 ちょっと心配になります。

 助かってますけど。



 ナイアスのステータス値で既に上昇しているのは敏捷値でした。

 ちょっと困った。

 どこを上げるか?

 もう1ポイント分のステータスアップは生命力を指定します。



 ナイアス ネレイスLv3→Lv4(↑1)

 器用値 25

 敏捷値 26(↑1)

 知力値 30

 筋力値 10

 生命力 11(↑1)

 精神力 25


 スキル

 両手槍 回避 水棲 変化 夜目 呪歌 呪曲

 光属性 水属性 土属性



 そしてインフォに続きがある。

 そう。

 来たのか?



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『漁火』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ケートス、美味し過ぎる?

 きっとそうです。

 倒し切るのはかなり大変ですけどね。



 漁火のステータス値で既に上昇しているのは生命力でした。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。



 漁火 シールドスクイッドLv11→Lv12(↑1)

 器用値 27

 敏捷値 36(↑1)

 知力値  7

 筋力値 12

 生命力 17(↑1)

 精神力  7


 スキル

 噛付き 巻付 打撃 回避 水棲 墨煙幕 毒耐性

 遠視 夜目 奇襲 物理抵抗[小] 水属性



《召喚モンスター『漁火』がクラスチェンジ条件をクリアしました!》

《クラスチェンジは別途、モンスターのステータス画面から行って下さい》



 ふむ。

 ここは悩む事はない。

 装備もないのだし。

 クラスチェンジ、どうなりますか?

 おっと、その前に融合識別は使っておこうか。



《融合対象となる召喚モンスターではありません。クラスチェンジが必要です》



 確認終了、と。

 ではクラスチェンジだ。

 まずはクラスチェンジ候補からだな。



 クラスチェンジ候補

 テンタクルス



 ほう。

 選択の余地、ありませんでした。

 つまりこいつがフューズ・モンスターズの相方がいる、という事だな?




 漁火 シールドスクイッドLv12→テンタクルスLv1(New!)

 器用値 27

 敏捷値 36

 知力値  8(↑1)

 筋力値 14(↑2)

 生命力 21(↑4)

 精神力  8(↑1)


 スキル

 噛付き 巻付 打撃 回避 水棲 墨煙幕 毒耐性 遠視

 夜目 奇襲 物理抵抗[中](New!)闇属性(New!)水属性



 【テンタクルス】召喚モンスター 戦闘位置:水中

 海中に潜む大型のイカ。主な攻撃手段は噛み付き等。

 通常サイズのサメすらも捕食する恐るべき存在。

 漁師からは大いに嫌われている。



《融合対象となる召喚モンスターです。もう2体召喚モンスターが必要です》



 相方、2体も必要なのかよ!

 バンパイアのテロメアと同じパターン、だな。


 サイズは?

 以前に見た重甲イカよりも長く、胴体はやや細いようだ。

 それでも十分に重量級だろう。


 実にイカらしい姿だ。

 やや半透明にも見える。

 ヒレの縁が僅かに光っていて、中々面白い。


 しかし大きい。

 オレのサイズをやや超えているのだ。

 触腕は畳んでいるのか、短く見えるけど、伸ばせばどうなる事か。


 目の前で漁火が触腕を伸ばして、再び縮めた、のか?

 いや。

 これは、ジャブだな。

 打撃、なのだろう。

 ジャブ。

 でもオレの目では追えないほどに、鋭い。

 ほう。

 これは実戦で見るべきですな。



《これまでの行動経験で【解体】がレベルアップしました!》



 大先生も成長しますか。

 今日の成績は?

 そこそこ、なのだろうか?


 ここまで。マカラから魔水晶2個。

 レッサードラゴン・デプスから劣海竜の尾鰭が1個。


 微妙?

 でも【解体】がレベルアップしているのだ。

 好成績、なんでしょうかね?



 問題はある。

 漁火にはフューズ・モンスターズの相方が2体、いる訳だ。

 この場合はトリオ、だけど。

 いや、本当に相方は誰なんだ?














《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『アウターリーフ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 またしてもケートスだ。

 おかしい。

 何だって今日は連続で襲ってくるのか?

 いや、経験値としてはかなり美味しいのですけど。

 ダメージ回復は大変だが、美味しい事は間違いない。


 クラスチェンジ後の漁火の様子はどうか?

 そう大きくは変わっていない。

 触腕の攻撃はより確実に当たるようになっていたが。

 さすがだ。

 いいジャブ、持ってるじゃないの!



 アウターリーフのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定しましょう。



 アウターリーフ オルカLv1→Lv2(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 43(↑1)

 知力値 18

 筋力値 18(↑1)

 生命力 21

 精神力 15


 スキル

 噛付き 回避 水中機動 回遊 跳躍 半水棲 夜目

 呪音 振動感知 追跡 水属性



 だが。

 何かが、おかしい。

 漁火だ。

 警告?

 全身が発光するかのように輝いていた。

 体表も変色。

 そして胴体が膨らんでいる、よね?


 警戒態勢、という事だけは分かる。

 分かるのだが。

 あのケートス相手にもそんな反応はしていなかったよね?



 ケートスの死体に剥ぎ取りナイフを突き立てる。

 どうせ、外れだろう。

 ここまで、こいつからは何も得られていないのだ。


 死体が消える。

 そしてやはり、何も残っていない。

 残っていないのだが。

 フラッシュ・ライトの光を受けて、何かが反射しているような。




 蒼玉竜 サファイアドラゴン ???

 ??? ??? ???

 ??? ???



 ちょ。



 待て!



 もしかして、あの金紅竜、ルチルドラゴンと同格なのか?

 大きさで言えばケートスの方が上だろう。

 だが。

 まだ僅かに残るセンス・マジックで見ると?

 格が違う。


 随行しているのは3匹のブルードラゴン。

 そのいずれも、ケートスより格が上なのである。

 とんでもない戦力。

 勝ち目?

 そんなものは最初から、ない。



『汝、小さき者よ。我等が主の言葉を聞くがいい』


 それは前に遭遇したブルードラゴンであろうか?

 話し掛けてきました。

 選択肢は?

 ない。

 後方に別のブルードラゴンが2匹。

 完全に囲まれていた。





『確かに、我が同胞の祝福を受けておるようだ』


 サファイアドラゴンの目から受ける威圧感が圧倒的だ。

 その姿は?

 ブルードラゴンを大きく上回る巨体は凄い。

 ケートスよりも小さいのだが、受ける印象が半端ないのだ。

 その表皮は丸みを帯びた鱗で覆われている。

 全体で見ると滑らかに見えた。

 その色は明るい青。

 フラッシュ・ライトの光を反射しているのだが、半透明のようにも見える。

 まさに宝石。

 サファイア、ですね。

 でも瞳は砂の色だ。


 翼はブルードラゴンと同様に後方に流れるような形で小さく展開していた。

 そして逞しい腕と脚。

 爪は太く短いのだが、指の間に水掻きがあるようだ。


 あ。

 止めて。

 口を、開けないでくれませんかね?

 恐ろしい形状の牙が見える。

 オレをリグとアウターリーフ共々、丸呑みに出来るのは間違いない。



『小さき者よ。ここで魔を屠る事は良い。だが汝が屠った魔の数は多い』


 サファイアドラゴンの目が細くなる。

 口は?

 閉じてくれました。

 怖い。

 怖過ぎる!



『我等が護りし深淵を見る事を、許す』


 サファイアドラゴンはそれだけ言い残すと、ゆっくりと沈降して行く。

 何でしょう?



『だが心せよ。深淵に棲む魔はここに棲む者共よりも弱き者もいるが、より強い魔もいるのだ』


『願わくば、この領域に棲む魔は程々に屠る事だ』


『我等が眷族の為にもならぬ』


 周囲のブルードラゴンからも言葉が。

 あれ?

 もしかして、このドラゴン達が出て来た理由って。

 ここの魔物、倒し過ぎたせい?





 レッサードラゴン Lv.7

 魔物 戦闘位置:地上、空中、水中 移動中

 火属性 土属性 水属性 闇属性 ブレス



 レッサードラゴン Lv.4

 魔物 戦闘位置:地上、空中、水中 移動中

 火属性 風属性 水属性 ブレス



 レッサードラゴン Lv.3

 魔物 戦闘位置:地上、空中、水中 移動中

 光属性 火属性 水属性 ブレス




 あれれ?

 レッサードラゴンが、いる。

 マーカーの色は黄色だ。

 この3匹だが、何かの死体の一部を口に咥えている。


 成程。

 ここの魔物は彼らのエサでもある訳か。

 こりゃまた失礼しました!

 退散しますので、何卒ご勘弁を!





 海上へとゆっくりと浮上する。

 ブルードラゴンは?

 動かずにこっちの様子を見ているようだ。


 フラッシュ・ライトの光がドラゴン達に届かなくなった所で移動速度を上げました。






 海面に顔を出す。

 天候は雨模様だ。

 まあそれはいいとして。


 怖かった。


 正直、怖かった。


 いきなり逃げてたらどうなっていたんだろう?

 いや、それはかなり危なかったと思う。


 全く、調子に乗り過ぎたのか?

 いやいや、もっと深い場所に獲物がいると分かっただけでも収穫だろう。

 でもね。

 そこでもやり過ぎたら、また怒られるんじゃないかな?

 きっと、そうなるよね?


 今日の所は撤退しよう。

 再び深海に行くだけの心境ではない!



 時刻は?

 午前10時10分。

 まだ、そんな時間だったのか?

 当然だが狩りを切り上げるには早過ぎる。



 目先を変えよう。

 当面の目標、漁火のクラスチェンジはしているのだし。

 次は、どうしよう?

 【英霊召喚】は使える。

 保険のあるうちに仮称亀マップに挑んでみるかな?

 まだあの場所の空中担当を見ていない。

 連戦はまだまだ出来ないだろうけど、挑んでみたい。


 強敵がいる。

 だから、挑むのだ。

 蒼玉竜、サファイアドラゴンはどうか?

 挑む以前の問題だ。

 金紅竜、ルチルドラゴンと同じです。


 挑む事がそもそも無謀な相手だ。

 無意味な事はしません。

 ええ。

 しません。

 アレと戦うというのであれば、キムクイと連戦する方がまだいい。

 それだって勝ち目がないのですけどね。


 では。

 リグ、ナイアス、アプネア、アウターリーフ、漁火は帰還だ。

 そのままリターン・ホームで召魔の森に跳ぶ。

 今度は地上戦?

 いいえ、空中戦、ですね。





 召魔の森の様子は?

 ちょっと、感じが違っているのかな?

 跳んでくる時は防柵のすぐ外に到着するのだが、今回はやや離れている。

 有効範囲が拡がってるのか?

 僅かなものだが拡がっているようだ。



 森の中から逢魔がこっちに来る。

 速い。

 そして後続で獅子吼、雷文が続く。

 そしてジェリコが何かを抱えて現れたのですが。


 肩に担いでいるのって、キメラ?

 キメラの死体、だな。

 しかも1つではない、だと?

 ジェリコの頭の上に黒曜が止まっている。


 おい。

 狩り、してきたのか?




 ジェリコが召魔の森の領域に入ると死体の数々を地面に降ろす。

 キメラが1体。

 ヴェノムパイソンが2匹。

 バトルホークが1羽。

 シュトルムティーガーが1匹。

 どんだけ死体を重ねて運んでいたんだ、ジェリコ!


 死体は?

 徐々に消えていってしまうのだが。

 残ったのは紅水晶が1個。

 ほう。

 こんな感じでアイテムを得ているのか?

 妖怪だと剥ぎ取るまでもなく、アイテムを残したりするんだが。


 この紅水晶はこのままオレが拾っておくとして。

 交代、しなくて良さそう?

 いいか、これで。

 順調に狩りを進めているようだし。



 では、移動するか。

 布陣は?

 無論、空中での移動を前提にしましょう。

 ヘザー、クーチュリエ、言祝、蒼月、スコーチとします。

 移動しながらも経験値稼ぎはしますよ?

 クラスチェンジしたからと言ってそれで終わりではないのです。

 まだまだ、先はあるのだ。











 飛行ルートはもう定型化されている。

 召魔の森から真西へ。

 常闇のS2W4マップを左に見ながら南へ転進。

 馬マップこと、S2W5マップを進むのですが。

 少し、移動速度を緩めました。 

 ここの所、水中での戦闘が続いていたのです。

 空中戦も温い相手が主だったし、少し慣れておきたい。

 得物は?

 劣竜戟でいいだろう。

 相手は?

 ペガサスの英霊、それにデスナイト達が騎乗するヒッポグリフだ。

 不足などない。

 仮称亀マップに行くのは昼食を終えてからにしましょうか。









《只今の戦闘勝利で【精神強化】がレベルアップしました!》



 うむ。

 レベルアップもあったし、区切るにはいいかな?

 空中でおにぎりを食べながら思う。

 布陣は?

 このままで、いいか。

 今日はやや高度をとって仮称亀マップのS3W5マップに進入しよう。

 さすがに外法蛇亀やキムクイも空高く攻撃してくるとも思えない。

 獣人亀仙?

 空中で外法蛇亀を召喚出来るようであればやってみるがいい!

 当方は一向に構わんぞ?


 そんな訳、ないよね?

 単純に興味があるのです。

 おにぎりを食べながら思う。

 空を飛ぶ亀ってどんな奴だろう?


 さあ。

 そろそろS3W5マップだ。

 呪文の強化は?

 済んでいる。

 センス・マジックは?

 大丈夫だ。

 コール・モンスターで地表にいる亀は確認出来るかな?

 いる。

 探知範囲の中にキムクイは1匹、外法蛇亀は3匹。

 相変わらず、スカスカだな!


 来い。

 空を飛ぶ亀よ、来い。


 来るんだ!







 鳥獣鶴仙 ???

 ??? 討伐対象 アクティブ

 ??? ???



 ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!

 オレの期待を返せえええええええええええええ!

 ツル、鶴だよ!

 普通の鶴!


 でも魔力の大きさは獣人亀仙並みか?

 落ち着け、オレ。

 姿形は普通に、鶴。

 しかも小汚いぞ?

 だが惑わされてなるか!


 こいつも単純な鶴ではあるまい。




 凶黒鶴 Lv.4

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:空中 闇属性 毒



 こいつ。

 他に魔物を召喚、しやがった!

 現れたのは黒色の鶴。

 色々と見えているのだし、そう強いとは思えないのだが。

 問題は2つ。

 毒、だと?

 それにその数だ。

 どう見ても、50羽はいるぞ?


 だがオレにしてみたらこんな数、少ない方だ。

 薩摩の某所だ。

 冬になると万の数を超える鶴が来るのですよ?




 禍鍋鶴 Lv.6

 魔物 討伐対象 アクティブ

 戦闘位置:空中 土属性



 そうそう。

 こんな感じの灰色の鶴が大部分なんだよな。

 気持ち悪くなるほどに数が多くてもうね。




 違うって。

 ここは渡り鳥の越冬地ではない。



 禍鍋鶴の数は?

 分からない。

 赤いマーカーで目の前が埋まっている。


 まさか、これって。

 しまった。

 召喚主の鳥獣鶴仙、どこだ?

 その姿が判別出来ない!



「人馬一体!」


 武技は使っておくとして。

 どうする?

 この数は久しぶりだ。

 数の暴力。


 それにこのマップ、空中担当は鶴か?

 鶴は千年、亀は万年。

 ここは亀マップではなかったのか。

 吉祥マップだ。

 実に縁起のいいマップであったのだ。





 そんな訳、あるか!

 鳥獣鶴仙は、何処だ?

 小汚い鶴がやたらと多い。

 つか、増えている。

 魔力の高い個体は?

 いる。

 いるけど捕捉出来ない。

 鶴共が、多過ぎる!

 邪魔だ!


 それに数が多いだけではない。

 間断なく襲ってくる。

 その連携が完璧?

 つか数が多過ぎて捌ききれないだけだ。

 隙が、見出せない?


 ではどうする?

 全部まとめて、叩き潰す。

 全体攻撃呪文で、数を撃ち減らすしかない!









「フラッシュ・バースト!」


 もう何度目かの光魔法の呪文。

 だがこれは全体攻撃であるのと同時に足止めだ。

 一撃で沈むような個体は?

 いない。

 でも召喚モンスター達の攻撃が決まり易くなる。

 蒼月、それにヘザーが降らせている雷撃の雨。

 言祝が爆炎を撃ち込んでいく。


「ワールウィンド!」


 無論、オレも攻撃の手を止める事はしない。

 何しろ、数が多いのだ。

 回復?

 リジェネレートでどこまで凌げるかどうかだ。

 数を減らしておかないと危険に過ぎる。


 それに、毒。

 たまに喰らっている。

 その備えはあるが、手を回せば害鳥駆逐が遅れてしまう。

 なんという罠。

 いや、恐るべきなのは鶴の群れそのものだろう。



「サンダー・シャワー!」


 蒼月にヘザーだけでなく、オレも雷撃を使う。

 麻痺して落下する鶴は?

 数え切れない。

 それでも群れが減ったように見えないのだ。

 何という窮地である事か!


 クーチュリエ、それにスコーチがオレの両翼に位置する。

 どうにか、間に合うか?


 再び群れがオレに向けて襲ってくる。

 これまでにない密度だ。

 だがこれは恣意的なもの。


 そう。

 誘引だ。

 ヘザーや言祝に向かう鶴の姿はない。

 見事に、オレに集中砲火。

 全部、体当たりですけどね。


 スコーチのMPバーが一気に減っていく。

 その目は異様とも言える大きさに見開かれていた。

 睡眠。

 鶴の半分を超える数が空中で眠ってしまったかな?

 一気に鶴の姿が減っていく。



 鳥獣鶴仙は、何処だ?

 いた。

 左前方、やや上を滑空している。

 オレと蒼月の後方に回り込もうとしているのか?



 ヘザーが吹き飛ぶかのように突っ込んでいった。

 まだ鶴の数が多い。

 言祝は衝撃波を撃ち込みながらヘザーに続く。

 オレも蒼月を駆って鳥獣鶴仙に殺到した。

 さて、間に合うのか?





 鳥獣鶴仙はどうにか始末したのであるが。

 召喚された鶴が消える訳ではないようです。

 亀の場合と同じ、ですか?

 やっぱり簡単に攻略出来るような場所ではなかったか!







《只今の戦闘勝利で【木魔法】がレベルアップしました!》

《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『言祝』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 うむ。

 どうにかなった?

 けどね。

 ちょっと自重しようよ!

 死体だって地表に落ちるしかないのですし。


 鳥獣鶴仙の死体は?

 地表に探しに行きますか?


 念の為、様子だけは見てみようか。

 予想はついている。

 きっと判別も出来ない、酸鼻を極めるような感じになっているかな?

 運が良ければ生き残っている鶴がいるのかもしれないが。



 ま、下へ移動する間にステータス画面の操作をしておこう。

 言祝のステータス値で既に上昇しているのは精神力だ。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定します。



 言祝 レッサーデーモンLv1→Lv2(↑1)

 器用値  8

 敏捷値 34(↑1)

 知力値 33

 筋力値  8

 生命力  8

 精神力 35(↑1)


 スキル

 刺突剣 飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[中] 変化 時空属性 光属性 闇属性

 火属性 風属性 水属性 呪眼



 そしてインフォにはまだ続きがある。

 今度は何だ?



《只今の戦闘勝利で召喚モンスター『スコーチ』がレベルアップしました!》

《任意のステータス値に1ポイントを加算して下さい》



 ここは手早く済ませようか?


 スコーチのステータス値で既に上昇しているのは筋力値でした。

 もう1点のステータスアップは敏捷値を指定します。



 スコーチ フォレストオウルLv1→Lv2(↑1)

 器用値 15

 敏捷値 37(↑1)

 知力値 21

 筋力値 21(↑1)

 生命力 20

 精神力 18


 スキル

 嘴撃 無音飛翔 遠視 広域探査 夜目 看破 強襲

 隠蔽 危険予知 天耳 睡眠



 うん。

 予想はしている。

 きっと当たるに違いない。

 悪い意味で。

 それでも確かめておくべきなのだ。




 やっぱり。

 見なきゃ良かったよ!

 まさに死屍累々。

 そして鳥獣鶴仙の死体をここから探しますか?

 獣人亀仙に怯えながら?


 ないな。

 その選択肢は、ない。


 凶黒鶴と禍鍋鶴の死体から適当に剥いでみよう。

 凶黒鶴からは魔石。

 禍鍋鶴からは水晶球。


 微妙。

 剥げる確率もそう高くない。

 死体全部から剥ぐ作業は?

 やはり、ないな。


 ここは撤収?

 いや、まるで稼げた感じはしない。

 布陣を変更しよう。

 言祝は実に良く頑張った!

 MPバーは残り3割。

 他のマップであれば継続だがここは尋常な場所ではない。

 帰還させましょう。

 折威を召喚します。


 同様にスコーチも帰還だ。

 睡眠を大々的に使った影響でMPバーの余裕は完全にない。

 MPバーは1割って所です。

 帰還させましょう。

 イグニスを召喚します。


 クーチュリエは?

 まだMPバーは7割近くあります。

 ヘザーと蒼月は8割残している。

 平気、だよな?



 では。

 空中の様子はもっと確かめますか?

 そんな気分ではなくなりました。

 外法蛇亀でも狩ったら引き上げましょう。

主人公 キース


種族 人間 男 種族Lv40

職業 アークサモナーLv7(大召喚魔法師)

ボーナスポイント残 10


セットスキル

小剣Lv11 剣Lv19 両手剣Lv12 両手槍Lv18 馬上槍Lv21

棍棒Lv17 重棍Lv9 小刀Lv12 刀Lv19 大刀Lv10

刺突剣Lv17 捕縄術Lv19 投槍Lv16 ポールウェポンLv18

杖Lv31 打撃Lv27 蹴りLv27 関節技Lv27 投げ技Lv27

回避Lv29 受けLv29

召喚魔法Lv40 時空魔法Lv28 封印術Lv23

光魔法Lv25 風魔法Lv26 土魔法Lv25 水魔法Lv25

火魔法Lv25 闇魔法Lv26 氷魔法Lv25 雷魔法Lv25

木魔法Lv25(↑1)塵魔法Lv25 溶魔法Lv26 灼魔法Lv25

英霊召喚Lv3

錬金術Lv21 薬師Lv12 ガラス工Lv10 木工Lv13

連携Lv28 鑑定Lv28 識別Lv29 看破Lv10 耐寒Lv19(↑1)

掴みLv27 馬術Lv27 精密操作Lv29(↑1)ロープワークLv15

跳躍Lv20 軽業Lv20 耐暑Lv17 登攀Lv13

平衡Lv19 二刀流Lv24 解体Lv25(↑1)水泳Lv14 潜水Lv15

投擲Lv17

ダッシュLv20 耐久走Lv20 隠蔽Lv10 気配遮断Lv10

身体強化Lv27 精神強化Lv28(↑1)高速詠唱Lv28

魔法効果拡大Lv27 魔法範囲拡大Lv27

耐石化Lv11 耐睡眠Lv11 耐麻痺Lv16

耐混乱Lv12 耐暗闇Lv11 耐気絶Lv15

耐魅了Lv8 耐毒Lv12 耐沈黙Lv10

耐即死Lv9


召喚モンスター

文楽 ゴールドスキンLv1→Lv2(↑1)

 器用値 37(↑1)

 敏捷値 16(↑1)

 知力値 26

 筋力値 16

 生命力 16

 精神力 15

 スキル

 両手槍 弓 回避 料理 石工 物理抵抗[小] 魔法抵抗[小]

 自己修復[中] 光属性


ナイアス ネレイスLv3→Lv4(↑1)

 器用値 25

 敏捷値 26(↑1)

 知力値 30

 筋力値 10

 生命力 11(↑1)

 精神力 25

 スキル

 両手槍 回避 水棲 変化 夜目 呪歌 呪曲

 光属性 水属性 土属性


奈落 スケルトンソルジャーLv1→Lv2(↑1)

 器用値 22(↑1)

 敏捷値 22(↑1)

 知力値 13

 筋力値 22

 生命力 22

 精神力 13

 スキル

 剣 両手剣 棍棒 重棍 小盾 受け 回避 夜目

 物理抵抗[中] 魔法抵抗[小] 自己修復[中] 闇属性


言祝 レッサーデーモンLv1→Lv2(↑1)

 器用値  8

 敏捷値 34(↑1)

 知力値 33

 筋力値  8

 生命力  8

 精神力 35(↑1)

 スキル

 刺突剣 飛翔 浮揚 反響定位 魔法抵抗[中]

 MP回復増加[中] 変化 時空属性 光属性 闇属性

 火属性 風属性 水属性 呪眼


アウターリーフ オルカLv1→Lv2(↑1)

 器用値 17

 敏捷値 43(↑1)

 知力値 18

 筋力値 18(↑1)

 生命力 21

 精神力 15

 スキル

 噛付き 回避 水中機動 回遊 跳躍 半水棲 夜目

 呪音 振動感知 追跡 水属性


漁火 シールドスクイッドLv12→テンタクルスLv1(New!)

 器用値 27

 敏捷値 36

 知力値  8(↑1)

 筋力値 14(↑2)

 生命力 21(↑4)

 精神力  8(↑1)

 スキル

 噛付き 巻付 打撃 回避 水棲 墨煙幕 毒耐性 遠視

 夜目 奇襲 物理抵抗[中](New!)闇属性(New!)水属性


スコーチ フォレストオウルLv1→Lv2(↑1)

 器用値 15

 敏捷値 37(↑1)

 知力値 21

 筋力値 21(↑1)

 生命力 20

 精神力 18

 スキル

 嘴撃 無音飛翔 遠視 広域探査 夜目 看破 強襲

 隠蔽 危険予知 天耳 睡眠


召魔の森 ポータルガード

黒曜、ジェリコ、獅子吼、逢魔、雷文、近松

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― 新着の感想 ―
召喚された鶴に経験値があって一撃で葬れるならある意味美味い相手になるかも
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