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書くの忘れてました
今回、ちょっと残虐に思えるシーンが含まれます
ご了承ください
そいつ等には黒曜と蒼月が同時に気が付いたようだ。
レッサーグリフォン。
騎乗する魔人の姿もある。
コール・モンスターでも確認した。
そして地上を疾駆する7頭からなる馬群。
これも確認した。
スヴァジルファリ・スレイブが6頭。
スレイプニル・スレイブが1頭。
そしてある確証がある。
恐らく、クラウン系の魔人はいない。
空間を跳ぶ能力がある魔人がいるなら、何も馬で逃げる事は無い。
問題は?
無論、懸念すべきは呪禁道師の存在だが。
最重要なのがあのイル・カピターノである事も間違いない。
どうする?
数で言えば、こっちが不利だ。
奇襲するかしないかの選択肢はオレにある。
そしてレッサーグリフォンを眼下にしており、後方上空から狙える位置にいるのだ。
美味しい。
笑いを噛み殺すのが大変だ。
では。
やりますか?
「人馬一体!」
狙うのは?
3頭いるうちの左端にした。
何が騎乗していても文句は言うまい。
最初に選ばれた事を不運だと思って諦めて下さい。
とりあえず、死んどけ。
おっと、いかんな。
気分が荒んできている。
最初に狙ったレッサーグリフォンに騎乗していたのは?
火吹き男であったようだ。
でも気にしない。
馬上槍で貫いたのはレッサーグリフォンであって、魔人ではない。
果たしてこの高度から落下して魔人は生きていられるのかな?
疑念はある。
まあ生きていたとしても放っておくけどね。
他の2頭に騎乗している魔人は?
ジャグラーとナイフスローワーだ。
しかもレベル高め?
どうやらオレはハズレを引いてしまったらしい。
だが。
その2名も唯では済まない。
黒曜と言祝がジャグラーを襲う。
ヘザーとクーチュリエはナイフスローワーだ。
いや、襲ったのはレッサーグリフォンに対してだが。
さすがに落馬まではいかなかったか?
まあいい。
オレ達を追うには体勢を立て直さないといけないだろう。
今は無視して地表を目指す。
狙うのは地上を駆ける馬群。
さあ。
どれから狙ってやろうか?
やや右斜め前にスレイプニル・スレイブの尻がある。
うむ。
いい尻だ。
目標にするのも悪くない。
だが、周囲にいる連中が邪魔だ。
予想通り、クラウン系の魔人はいない。
そして呪禁道師が1名。
その呪禁道師の背中に向けて突っ込んだ。
槍の穂先に魔人を引っ掛けたまま、再び上空へ。
「サンダー・シャワー!」
魔人達に全体攻撃呪文を浴びせた。
同時に蒼月とヘザーも周囲に雷撃を撒き散らす。
蒼月に高度をとらせながら、後続の攻撃を確認する。
言祝は?
追い越し際、闇の帯を何本も撃ち込んでいました。
そして黒曜は?
馬群の目の前で水のカーテンを築く。
先導していたスヴァジルファリ・スレイブがまともに突っ込んだ。
騎乗していたのはインサニティバードかな?
落馬しただけなら、まだいい。
後続の馬群に巻き込まれたようだ。
そのマーカーはすぐに見えなくなった。
おっと、いけね。
槍の穂先に呪禁道師を突き刺したままだ。
蒼月、済まなかったな。
重たい荷物は捨てよう。
今度はオレ達の頭上を確保したレッサーグリフォンから攻撃が飛んでくる。
ナイフ、それに棍棒かな?
その速度は蒼月に騎乗して飛んでいると緩やかにしか見えなかったものだが。
これがとんでもない代物だった!
放たれたナイフは10本近くはあったと思う。
それが追い掛けてくるのだ。
ホーミング・ミサイル?
そんな感じだろう。
だが直撃されなければ何てことはない。
蒼月に任せていたらどうにか回避できる。
問題はもう一方だ。
ジャグラーの投げるボーリングのピンのような形状の棍棒なんだが。
爆発します。
そう。
爆発するんです。
ナイフと違ってその動きは極めて緩慢なんだが。
それなのに回避するのはナイフより難しかった。
こっちが速いのが逆に不利に働いている。
オレと蒼月だけではない。
全員、影響を受けていた。
こっちは空中機雷といった感じか?
戦況は?
どうにか優勢を保てていると思う。
空中での機動性にはそう大きな隔たりがないように見えて、確実にある。
蒼月の方が上だ。
それにこっちには支援が出来る召喚モンスターもいる。
オレだっている。
負ける要素は?
考えてはいけない。
順番に、そして着実に仕留めていけばいいのだ。
それに、気になる。
こいつ等、唯の時間稼ぎか?
そう思える節もある。
黒曜とクーチュリエが交互にレッサーグリフォンへ攻撃を加える。
騎乗するジャグラーも攻撃を捌ききれないでいるようだ。
そこへ、ヘザーと言祝の攻撃が重なる。
動きが、鈍った。
後は蒼月に任せるだけだ。
突撃!
何故か背面飛行に移行して直撃!
手応えはあった。
オレの攻撃を喰らったレッサーグリフォンが墜落して行く。
赤いマーカーに重なる小さなマーカー。
麻痺のようだ。
そして蒼月はいつの間にか角を生成していた。
首を一振りするだけで角に貫かれた哀れなジャグラーを振り落とす。
この高度で。
エグい。
いや、さっきオレも同じ事してたけどさ。
今度はナイフスローワーの騎乗するレッサーグリフォンだ。
放たれるナイフに構わず突撃を敢行。
ダメージは無視だ。
急いでいますので。
魔人はオレの突撃を喰らう前にクーチュリエの毒を喰らった挙句に言祝の攻撃で落下してしまった。
あれまあ。
まあ、いいかな?
レッサーグリフォンに突撃。
運良くこいつも麻痺になってしまい墜落して行く。
さあ、残るのはあいつ等だけだ。
地上戦力のみ。
広域マップを確認。
W5マップになるまで、まだ少しだが余裕はある。
行かせたくない。
W5マップでは多少だが樹木が増える分、追跡が面倒になるだろう。
W6マップになったら更に厄介だ。
そこまで手間も時間も掛けるつもりはない。
機動力ではこっちに有利。
だが、そういう訳にいかないようだ。
一瞬で目の前が真っ暗に。
またか!
ダークネス・フィールド?
だが一瞬にしてその領域は抜けた。
抜けたんだが。
魔人の数が、増えている。
いや、違うな?
スレイプニル・スレイブの数がおかしい。
5匹いるように見える。
コール・モンスターを使ってみる。
5匹、いるってどういう事だ?
センス・マジックも試してみた。
特に変わった感じはしない。
良く見たらスヴァジルファリ・スレイブも魔人も同程度に増えている。
5倍だ。
戦力も5倍?
そんな訳は無いか。
恐らくは幻影。
これは始末が悪いか?
5つの方向に分かれて散っていく。
どれだ?
どれから狙う?
まずは真ん中から行こう。
一番近いからな。
全く、面倒な事をしやがって!
またしても、これだ。
クジ運のなさと来たら末期的だ!
増量したのは幻影であるのは間違いない。
だが幻影の中に本物が混じっているのだ。
実に性質が悪い。
南へ北へとウロウロさせられてもうね。
最初の馬群、真ん中の群れの中にはパントマイムマスター1名だけだった。
他は全部ハズレ。
1つ南側の馬群は?
ハズレ。
一番南の馬群は?
ハズレ。
北に行くか。
幸いな事にすぐに捕捉出来た。
残り2つ。
当りは最後の馬群になる筈だ。
無駄足を踏ませやがって。
同じ手に乗るか!
レジスト・ダーク込みで魔人の馬群に迫る。
これも幻影が混じっているのだろう。
本物がいるとしたら?
イル・カピターノ。
必ず、どこかに、いる、よな?
姑息な真似しやがって。
この馬群まで幻影で囮なんて事があってみろ。
絶対に許さん。
「ディスペル・マジック!」
猜疑心が強すぎるか?
イル・カピターノに対抗呪文を撃ち込んでみた。
そうしたらこいつ、ビーストマスターです。
馬もスレイプニル・スレイブではない。
スヴァジルファリ・スレイブかよ!
コール・モンスターでも【識別】でも見抜けないとは!
次々と周囲の幻影を散らしていく。
イル・カピターノは?
いた。
ジャグラーに化けてやがった。
ビーストマスターを槍先に掲げ、振り落とす。
もうお前には用事はない。
残るのはもう、イル・カピターノだけだ。
突撃は?
これが当たらない。
別に手を抜いている訳ではない。
スレイプニル・スレイブが凄い、としか言い様がない。
駆ける速さは?
確かに速い。
だがそれ以上に細かく回避しながら駆けて行く所が凄い。
空中を駆ける蒼月だから追い付けている。
だが蒼月を駆って突撃をしても仕留めきれない。
その脚を、止める。
無論、攻撃呪文も使っているんだが、これも中々命中してくれない。
サンダー・アローは比較的良く命中してくれているが、スレイプニル・スレイブはまるで気にする様子もない。
怪物。
まさに怪物だ。
全体攻撃呪文に切り替えよう。
効率は悪いが、外れるよりマシだ。
ピットフォールを仕掛けてもみました。
その穴の上を飛ぶかのようにジャンプしてしまう。
壁呪文は?
避ける。
避け切れない壁は突っ切る。
ダメージは入っているようだが。
いや、どうも自己回復してます。
ダメじゃん!
動きを妨げると言えば?
定番で行こう。
だが。
グラビティ・プリズンはレジストされてしまった。
ソーン・フェンスでも絡め取れず。
ブランチ・バインドもルート・スネアもパワーで突破された。
ダメだ。
スレイプニルと言えば、あのジュナさんも召喚して使役してたんだっけ?
ホース系の召喚モンスターでも上位、なんだろうな。
手強い。
ペガサスの蒼月とどっちが格上なんだろうか?
まあそれは別にして。
騎乗しているのは魔人、イル・カピターノな訳だが。
何を狙っているのか?
分かる気がする。
遠くに見えるのは、静かなる竹林。
W5マップのエリアポータル。
いや、ここは過去形だな。
エリアポータルだった場所だ。
スレイプニル・スレイブのHPバーは9割を超えている。
だが、イル・カピターノはそうではない。
7割って所だ。
スレイプニル・スレイブの回避が効かないよう、全体攻撃呪文まで使ってましたからね。
黒曜、ヘザー、言祝も攻撃範囲を広めにしてきている。
まあその分、MPバーには余裕はないのですが。
このままオレに追撃を受けていては、いずれ詰む。
竹林を利用する気なのかな?
魔人は竹林に逃げ込んだ。
コール・モンスターで位置を確認。
中央でスレイプニル・スレイブの動きは止まる。
罠?
罠かな?
きっと罠なんだろう。
竹林の中を蒼月に騎乗しながら突入するのは控えたい。
いい的になりそうで怖いしな。
だが時間を掛けるのも回復を図られてしまいそうで困る。
クーチュリエを見る。
MPバーは減っていない。
誘引でスレイプニル・スレイブを引っ張り出せるか?
上位の魔物と思われるし、イル・カピターノの支配下にあるとしたら?
誘引は効かないかもしれないが。
でも、来ちゃった。
スレイプニル・スレイブ、来ちゃった。
その鞍上にイル・カピターノはいない。
おい。
でもクーチュリエのMPバーも一気に枯渇寸前だ。
頑張ってくれたようだ。
蜂蜜を舐める権利をやろう。
さすがにローヤルゼリーはないんでこれでなんとか!
スレイプニル・スレイブはどうするか?
無論、突っ立っているうちに狩っておきたい訳だが。
やたらタフな相手だし、まともに戦闘する時間も惜しい。
幻影で騙されていないか、クーチュリエに確認させてみる。
鞍上にも周囲にもイル・カピターノはいない。
そうそう。
イル・カピターノはどうした?
自らの乗馬を助けに来ないのか?
薄情な奴め。
そうか。
そういうつもりか。
そうですか。
自らの乗馬を見捨ててでも逃げますか?
ならばこっちから出向くとしよう。
スレイプニル・スレイブは我に返るとパッシブ状態へ。
その場所で小さく円を描くように駆け回ったが、主人の姿を見付けられないようだ。
諦めたのか、西方面に駆けていく。
その足取りはトロットかね?
8本も脚があると近くで見ても分からんよ!
さて、時刻は?
午前11時30分だ。
昼食は携帯食で済ませながら竹林の上空で偵察。
念の為、竹林から西へ逃げた可能性も考慮し、広域偵察もする。
キムクイ・スレイブが通ったであろう跡に沿って低空飛行もしてみた。
逃げた痕跡は見当たらない。
いるのか?
多分、いる。
いて欲しいものだ。
布陣を変えよう。
竹林内部で探索。
相手は唯一人。
狩る相手は唯一人だ。
イル・カピターノのみ。
布陣は大幅に見直しだな。
ヴォルフ、黒曜、逢魔、モジュラス、清姫。
追跡に捕獲を重視で。
メインの得物は珪化木のトンファーだ。
さあ。
どこにいるのかね?
キムクイ・スレイブの通った跡で2つに分割された静かなる竹林だが。
北側の竹林に匂いが続いているようです。
ヴォルフと逢魔が追跡する。
竹林の上へとモジュラスと清姫が登っていく。
まるで苦にしてない。
この布陣から逃げ切るのはかなり難しいだろう。
それこそリターン・ホームの呪文のように転移しなければなるまい。
召喚モンスター達はそのスキルを遺憾なく発揮していた。
音や振動も敏感に感知出来る。
熱もだ。
そして匂いも。
それら全てがイル・カピターノがまだここにいる事を示唆しているのだが。
警戒は当然、すべきだ。
恐らくは魔人としても上位の存在。
固有名だしな。
それに手札に何を持っているのか、知れたものではない。
どこかに隠れているかと思ったものだが。
奴は堂々としたものです。
竹林の中で佇んでいました。
それが、怪しい。
何かあるから堂々としていられる。
或いは唯のハッタリかもしれないが。
勝算があるから堂々としていられるのだろう。
そういうものですよね?
マナポーションでMPバーを回復。
現状、色々と消耗してきているが、これでMPバーは6割をキープ。
十分、戦える。
『英霊を呼び覚ます者か。さすれば是非はない。ここで死ね』
イル・カピターノのその台詞。
それ、以前も聞いたぞ?
そしてオレの周囲が暗闇に包まれる。
やっぱりか。
だがこの手順は知っている。
対策はしてあった。
その対策が有効でなくても、いい。
心構えの問題なのだ。
ノクトビジョンは?
効いている。
夜と同様だ。
視界は確保出来ている。
感覚はまだ追いついていないけどね。
魔人の動きは?
速い。
だがその動きは目で追っていられる。
最悪、武技の連続使用も想定しているのだ。
大した事はない。
どうせ、する事は一緒だ。
肩に、鋭い痛み。
細剣が左の鎖骨の上の辺りを引き裂いていった。
完全にスカしたと思ったんだが。
やはり感覚の切り替えはそう簡単ではないか?
いや、こいつの攻撃は鋭い。
他の魔人と同じって訳ではなさそうだ。
そして邪魔な奴等がいつの間にか増えている。
スパルトイ Lv.11
魔物 討伐対象 アクティブ
??? ???
あのブラックサンタが使役していた奴だ。
その数、2名。
護衛役、なんだろうな。
レベルもお高め。
だが。
邪魔するなよ!
でもそこはそれ。
こっちには援軍がいる。
スパルトイ2名はあっという間に詰んだ。
HPバーは全快のままだが、詰んだ。
上空からの奇襲。
1名は清姫に巻き付かれてしまい、竹の上へと連れ去られた。
もう1名は全身を糸で絡め取られている。
モジュラスの姿は見えない。
罠、か。
オレも気がつかなかったね!
だがこれでいい。
イル・カピターノの背後にヴォルフ。
竹林の中を黒曜が飛び回っている。
オレの後ろに逢魔。
さあ。
さあ、どうする?
イル・カピターノの選択は?
オレを細剣で突いてきた。
うん。
そうでないと困ります。
周囲は竹で囲まれている。
そしてイル・カピターノの得物は細剣。
突いてくる、と分かっていれば対処は容易いか?
そうもいかない。
距離を詰めて攻撃してくるのだが、速いしタイミングが掴みきれない!
そして距離を置くのも速い。
武技、なんだろうな。
封印術を使うのもいいが。
ここはカウンター狙いで。
タイミング次第で捕まえられる。
そう思える。
突きは鋭い。
しかも急所を狙ってきているのは明らかだった。
誘うのは簡単?
多分そうだろう。
極端な左半身の構えに変えてみた。
片手で短刀を使うなら基本の型だ。
さあ。
ここから何処を狙ってくる?
足を止めに太腿?
いきなり頭?
両方でした。
それでも対処はし易くなっただろう。
突きに特化した攻撃スタイル、か。
何もない場所だったらこれでも苦労する所なのだろう。
でもね。
ここ、竹があるんですよ。
好機。
攻撃をスカした次のタイミング。
腕が伸びきった瞬間だ。
イル・カピターノの右腕を内側から叩く。
そこにも竹がある。
そのまま抑える事は?
出来ない。
だが腕が戻る速度は落ちた。
イル・カピターノの懐に飛び込む。
右腕の懐にトンファーを持ったまま右手を差し込んだ。
捕まえてしまえば、いい。
うむ。
意外にパワーあるじゃん!
投げは分からないが、関節技に対応しきれないのは確かなようだ。
腕拉十字固めは簡単に入った。
無論、肘は壊しておく。
色々とおかしな音が聞こえていた。
細剣もその手から奪った事であるし、このまま仕留めてしまってもいいんだが。
単に事切れて貰ってもね。
色々と溜まっているものがあったりするよね?
時刻は?
午後1時40分だ。
イル・カピターノは?
健在です。
これを健在と言っていいなら、健在なのだろう。
暴れさえしなければHPバーは減らないし。
いや、減ってもダーク・ヒールで回復させますけどね。
回復までさせるなんて、オレってば優しい!
魔人の両手両足はモジュラスの糸で拘束されている。
地面に大の字にして。
その上で首には黒縄を掛けてある。
途中、面倒な事をしようとしたみたいで、何度か縄が炎を吹いてましたが何か?
気にしない。
あ、回復させる手間はあるかな?
当然、質問もしてみる。
でも非協力的な事と言ったらない!
『我は痛みなど超越した存在。いずれ汝には大いなる報いをくれてやろう』
これしか言わない。
実際、感覚は自由にカット出来るものであるらしい。
脇とかくすぐってみたんだけどノーリアクション。
つまらない。
やっぱりさっさと始末すべき?
いや。
少しは嫌がらせでもしておきたいのだ。
指先の関節を石ノミで砕いてみた。
HPバーが多少削れるが、魔人は平気な様子である。
ほう。
殴ってみた。
これはちゃんと痛みがあるようだ。
オレの手に呵責の腕輪が装備されているからだろう。
むむ?
これは?
指先にダメージを与えるにしても工夫が要るようだ。
うーむ。
色々と試してみるか?
《これまでの行動経験で【封印術】がレベルアップしました!》
ありゃ。
意外なものがレベルアップしてる。
いや、そうでもないか?
余計な動きをしないよう、武技封印や五行封印を使いまくりだからだろう。
まだまだ。
イル・カピターノは健在だ。
MPバーがかなり減ってきているけど、まだまだ。
段々とオレの行動が実験的な意味合いを帯びつつある。
召喚モンスター達も加えて、色々と試したけど、これが一番効果的、というのがようやく見出せた。
呵責のトンファー。
これを横にして手の指先の第一関節の上に乗せる。
そして木槌で叩く。
これが一番、効いているようだ。
何しろ竹林の中に響き渡るような叫びが魔人の口から聞く事が出来るからだ。
効いてる?
効いてるよね?
ならば問題ない。
続けよう。
それにしても不思議だ。
清姫も魔人に噛み付いてみたんだが、やはりお気に召さないようです。
胴体を締め上げさせてもみても痛みはない。
まあいいさ。
逃がさないよう、拘束さえしてくれたら、いい。
再び魔人の口から雄叫びが。
そんなに痛いか?
我慢しなさい!
男だよね?
もはや質問はしない。
する必要もなかった。
このイル・カピターノと同格の魔人も他にいると思われる。
そう、まだいる筈だ。
何か手掛かりでも聞けるかと思ったんだが。
まあそれはついでです。
まずは溜飲を下げる事が先決なのでした。
しかし、これは酷い。
これでは唯の拷問にしか見えないよね?
あ。
いかん。
またHPバーが1割以下に。
回復させてやらないと!
しかしこうも頻繁にこまめに回復させてあげるなんて。
オレってば敵に対して甘過ぎるかな?
ちょっと心配になってきたぞ?
主人公 キース
種族 人間 男 種族Lv32
職業 グランドサモナー(召喚魔法師)Lv18
ボーナスポイント残 22
セットスキル
剣Lv12 両手槍Lv12 馬上槍Lv13 棍棒Lv14 刀Lv13
刺突剣Lv11 捕縄術Lv11 投槍Lv9 ポールウェポンLv8
杖Lv23 打撃Lv20 蹴りLv20 関節技Lv20 投げ技Lv20
回避Lv20 受けLv20
召喚魔法Lv32 時空魔法Lv20 封印術Lv14(↑1)
光魔法Lv19 風魔法Lv19 土魔法Lv19 水魔法Lv19
火魔法Lv19 闇魔法Lv19 氷魔法Lv18 雷魔法Lv18
木魔法Lv18 塵魔法Lv18 溶魔法Lv18 灼魔法Lv18
英霊召喚Lv1
錬金術Lv15 薬師Lv10 ガラス工Lv8 木工Lv12
連携Lv22 鑑定Lv22 識別Lv22 看破Lv7 耐寒Lv10
掴みLv19 馬術Lv20 精密操作Lv22 ロープワークLv11
跳躍Lv12 軽業Lv12 耐暑Lv14 登攀Lv12 平衡Lv13
二刀流Lv19 解体Lv18 水泳Lv6 潜水Lv6 投擲Lv11
ダッシュLv12 耐久走Lv12 隠蔽Lv7 気配遮断Lv7
身体強化Lv20 精神強化Lv20 高速詠唱Lv21
魔法効果拡大Lv20 魔法範囲拡大Lv20
耐石化Lv6 耐睡眠Lv6 耐麻痺Lv7
耐混乱Lv4 耐暗闇Lv4 耐気絶Lv9
耐魅了Lv2 耐毒Lv3 耐沈黙Lv4 耐即死Lv1




