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95/109

95.進路。

「俺、真清(まきよ)と同じ大学目指す事にしたから」

「あー……結構偏差値高いよ?」


 雨が降りしきる夕方の通学路で、進路についての話を真清とした。

 真清は何故かカッパを着ている。

 

 普通高校生とかってこう言う恰好嫌がらないかな?

 ましてや真清はヤンキーだし、年頃の女の子はよく分からない……


 普通は相合傘しつつ、シャツが濡れてブラ透けとかそう言うイベントだと思うのだが。


 カッパ……

 ちょっと意味が分からないです……


弦司(おし)はスタートが遅すぎるな、一月のセンター試験まで学力上げないとだな」


「ヤバイかな?」

「ヤバイね」


「やばいな……どうしようドラ〇ン桜でも読もうか」

「バカか、漫画読んでどうするんだ。勉強しろ!」


「ドラ〇ン桜2ならいいかな?」

「だから漫画から離れろッ!!」


「ドラ〇ン桜のドラマならワンチャン……」

「ノーチャンだよ!! ドラ〇ン桜から離れろよ!!」


「うーん……」

「写真集のお金使って家庭教師付けろよ、

 勉強遅れてるの芸能活動の性もあるだろ?」


「それを使ったらなんか負けた気が……」

「安心しろって、もう完璧に受験のライバルに負けてるから」


 うッ!? 真清はこう言う事ズバッと言うんだよな。

 そう言う鋭さは、ちょっと人生経験豊かなおばさん臭いですよ。


 たまに人生に対するスタイルの厳しい哲学的なおばさんいるよね。

 真清のそう言う所ちょっとすこ……


「弦司の身体で稼いだ物だからな、なに恥ずかしがる事無く使えばいいさ」


「なんか字面がえっちぃです……セクハラだと思います」


「じゃあ恥ずかしがって使えよ!!」


「どう転んでもセクハラ臭いな」

「弦司は面倒臭いなぁ……」


 真清は心の底から呆れたような顔をした。

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