表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

75/109

75.みつどもえ⑦

 いやらしい気持ちで真雪(まゆき)さんの豊満でちょっとだらしない身体を洗っていると。

 真清(まきよ)真風(まかぜ)くんが風呂場にリスポーンした。


 真雪さんの身体洗っているの滅茶苦茶気まずいなコレ……

 女性の体に触っていると言うのが絵面的にあまりよろしくない。


「真雪さん身体洗うの終わっていいですか?」

「バカ! 真清の反応見るのがおもしれーんだろ!」


 真清と真風くんが額にしわを寄せ、しかめっ面でこっちを見て近づいて来る。


「真雪さんマジで勘弁してください、後は自分で洗ってください!」

「まーしょうがねーか、弦司(おし)には荷が重かったか……」


 『ホッ』としたのも束の間、真雪さんが無茶な提案をして来た。


「じゃあ真風でも洗うか、弦司お前は真清でも洗ってやれ」

「「「えーーー!!?」」」

「何故?」

「何で?」

「何でですか?」


 真雪さんは平然とした顔で


「四人一緒に湯舟に浸かりたいから、その間弦司が手持ち無沙汰だろ。

 そっちのほーがおもしれーし」


 真雪さんは『キシシ』と狐顔の糸目キャラ見たいな顔して笑った。


「ほれ、真風洗ってやる」

「わー!? 弦司が! 弦司がいいです!!」

五月蠅(うるさ)い黙れ!」


 そう言うと真風くんの頭をゴシゴシと洗い始める。


「ちょっっ!? 乱暴! 髪が、髪が痛みます!」


 真風くんが抗議の声を上げ、真雪さんと格闘している。

 俺と真清はあっけに取られその光景をぽかんと見ていた。


「まーいいか、ほれ弦司洗ってもいいぞ、特別に許す」


 頭を掻きながらそう言って真清は洗い場の椅子に座った。

 俺はビキニ姿の真清の背中を見て、思わず生唾を飲み込む。


 ゴツゴツとして広い肩幅から、僅かに見出せる背中からお尻に掛けての女性的ライン。

 男性的とも言えるお尻に残った女性的丸み。


 進化の果てに僅かに残った、退化縮小した痕跡

 雄々しさと(あで)やかさが同居したアンバランスな美しさ。


「ん、んじゃ失礼して髪から洗わさせて頂きます」

「ふむ、よきにはからえ」


 真清の髪を洗い始める。

 うわ、何だコレ? 滅茶苦茶手が気持ちいんだけど?

 丸みを帯びた頭部に手を滑らすとサラサラとしか髪が手に絡まる。


 真清が『ふぁぁっ』と時折声を出して、気持ち良さそうにだらしない顔をした。


 頭には性感帯があるらしいからな。

 俺になでなでとか阿我妻(あがつま)家は頭好きだよな。


 髪を洗い終わりシャワーで泡を洗い流す。

 

「ほい、終わり」

「お、弦司、な、なかなかやるじゃねーか……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] テンポよく進んでいくストーリーと生き生きとしたキャラクターでスラスラ読めました。 ラブコメは普段あまり読まないのですが、とたさても面白かったです! 続き期待しています!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ