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50.新キャラ阿我妻 真雪!

「で、どっちが好きなの?」


 日曜日の昼下がり、阿我妻(あがつま)家の食卓には珍しく誰もいなかった。

 目の前に座っている、阿我妻家のボス阿我妻 真雪(あがつままゆき)さん以外には。


 阿我妻家のボス真雪さんはヤンキーだ。

 若くして子供を産んで三十代前半普通にしてれば真清のお姉さんに見えなくもない。


 腰まで伸びた金髪に頭の天辺が黒いプリン頭、ちょっと切れ長の瞳に整ったしゅとした顔立ち。

 結構怖いが美人さんだ。


 豊満な肉体にチューブトップと言う露出度の高い出で立ちで、

 ヤンキー御用達のスェットを着ている。


 どこからどう見てもドン〇ホーテとかに居そうなヤンキーだ。


「――そりゃ結婚するなら真清(まきよ)ですね」

「フーン……」


「小〇生でしかも男の子とは結婚できませんよ?」

「そう言う普通の事言うんだ……」


「自分は平凡な人間ですから」

「弦司だったら、二人ともモノにしていいんだよ?」


「……」


 その可能性は考えなくもなかった。

 形など気にせずにハーレムを作れば良いんじゃないかって。


 ダークネス少ない天地無用アート物語な話だね。


「アタシは弦司に感謝してるんだよね。ほら(ふう)くんは難しい子じゃない?

 弦司が居なかったら正直どうなっていたか分からないから……」


 風くんと言うのは真風(まかぜ)くんのあだ名だ、風や風くんと呼ばれている。


「最近は落ち着いてちょっと大人になったって言うか。

 何か悩みでも解決できたのかな?」


 アレの事かな? 思い付いた事を素直に言ってみようかな。

 その後真風くんの雰囲気が結構変わったし。


 あまりイライラしなくなったしね。


「ああ、二次性徴がどうのとか言ってましたね、それで悩んでいたって」

「フーン……、それ解決したの?」


「なんか『弦司(おし)になりたい』って言ってましたよ?」

「フーン……弦司はうちら()()()()なんだ……」


「そんな大げさな」


 目の前に置かれた炒飯を食べながら、そんな他愛の無い会話を続けた。


「真清とはいつ初えっちしたの?」

「ブッ!? いきなり何言い出すんですか!? してません!」


 真雪さんはいきなり座席から立ち上がり強く食卓を叩いた。


「えええ!? あんな四六時中べったりで十六年間も一緒に居て、

 中二まで一緒に風呂入って、両親の前でディープキスまでしてやってない!?

 嘘だろヲイィィ!!?」


「だからやってないですって」

「嘘だろヲイィィ!!?」


「やってないって言ってるでしょ! しつこいですよ!!」


「〇〇とかだと〇〇生からやってるだろ!!」

「エロ漫画と一緒にしないでください!!」

「マジかよ……」


 真雪さんは椅子に座り、背もたれにもたれ掛かり、四肢を四方に真っ直ぐに投げ出した。


「筋金入りの童貞だな、狂ってるわ……


 もうあたしが筆おろししてしまうか?

 いやいやそれは流石に真清が可哀想か……」


 ――なんかブツクサ不穏な独り言言ってるよこの人……

 阿我妻家ってモラルが狂ったおかしい人しか居ないの?


「ねぇ……うちの家族になりなよ」

「もう家族みたいなもんじゃないですか?」


「そう言うのじゃなくて、本当の家族にさ、全員食ってしまってもいいんだよ?

 あたしも弦司の赤ちゃん産んであげようか?」


 真雪さんは当年とって三十二歳、まだまだ女性としては若い年齢だ。

 これから何人だって赤ちゃんを産めるだろう。

 

「――いやそれは……旦那さんもいるから浮気じゃ……」

「旦那は死にました」

「いや生きてるでしょ!」


「今、私の中で死にました」

「いやいやいや」


「いいだろ……家族になりなよ……

 なんなら旦那のアナル処女も付けるからさぁ……」


 ――阿我妻パパのアナル処女かぁ……


 阿我妻パパも若いんだよな……

 あの引き締まった筋肉質な体に髪の毛が全部立っている金髪ヤンチャなヤンキー見たいな外見

 あの人を組み敷いて良いのかぁ……


 ~弦司の脳内~


『弦司くん俺の事大事にしてしてくだ……さい……』


 阿我妻パパはベッドの上で一糸纏わぬ姿、耳まで真っ赤にして小刻みに体を震わせた。


『パパさんの事! 絶対に一生大事にしますから! 幸せにします!!』


 合体!!


 ~現実~


「『旦那のアナル処女』とか変なパワーワードで脳内ハッキングしないでください!」


 真雪さんは『ウヒャヒャヒャ』と下品に笑い続けた。


 ――真雪さんはどこまで本気なんだか……

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