48.お風呂③
真風くんの身体を洗い終わり、長い髪を時間掛けて洗っていると真風くんが話を始めた。
「弦司のおっぱい大好きな僕が、全裸の弦司と一緒にお風呂入って、
冷静で居られる訳ないじゃですか?」
「あー……そう言われるとそうだな」
「ですから今回はゲストの弦司をもてなす為に、スーパー賢者タイムに入りました!
僕の本気を分かって貰えます?」
「――お、おう、 ま、真風くんは凄いね……」
「えへへー、弦司の事を思って僕、頑張りました」
――ねえ、俺を思って頑張らないで?
「――何かいい話風になってるけど、これいい話なのか?」
髪の毛を洗い終わりリンスも済ませシャワーで洗い流す。
「冷えたからもう一度お風呂入りなおしましょうか」
「そやね」
冷えた体を湯舟に浸し身体を温めなおす。
「やっぱ風呂はイイネ、真風くんのアイディアも捨てたもんじゃないな」
「でしょー、今回は二十四時間風呂で二十四時間いつでもラッキースケベチャンスです!」
「へ、へー……」
「じゃあ弦司! 温まって副交感神経が働いたでしょうからお風呂から上がって下さい!」
「なにすんの?」
「今回のメインイベントのローションマッサージです!」
「ローションマッサージ?」
「ハイ! マットの上に弦司が寝っ転がり、ローションを使ってぬるぬるの中、
僕がマッサージをするサービスです!!」
「ハア?」
「僕試してみたかったんですよね~、この日の為ちゃんとマッサージの講習受けてきましたから!」
「エロいの無しって言ったじゃん!」
「エロくないですよ? 弦司を慰安する為のマッサージです。賢者タイムの僕にエロい気持ちは一切有りません」
「嘘だッ! 絶対エロい気持ちだろ!!」
「疑り深いですね~もしかしておっきくなる事を心配してます?」
「普通おっきくなるだろ!!」
一拍置いて真風くんが上目遣いでこちらを見て来る。
「僕がこんなに頑張ったのに駄目ですか……?」
クッソ可愛いなコイツ!! ズルイ真風くんはなんかズルイ!!
可愛さ大魔王かよッ!!
「だー!! 分かりました好きにして下さい!!」
「弦司の諦めの早い所大好きです、結婚しますか?」
マットとローションが素早く準備され。
まさにまな板の上の鯉と形容するしかない俺が居た。
「じゃ、行きますよ~気持ち良かったら何も我慢しなくていいですからね?」
「か、覚悟を決めたぜ、き、きやがれ!!」
「そんな硬くならなくて良いですからね」
背中にヌルっとした感触の後真風くんの小さな手が体に触れた。
脳味噌に電流が流れたような感覚と共に気持ち良さが背中を駆け巡る。
「っは!? まーー!! 待った! 待った!!」
「待ちませんよー、馬鹿になって下さいね」
ちょっと待ってこれぬるぬるが、しゅごい!? 真風くんの手が手が!!
「あ、イヤ、ちょっと! ソコは!!」
「弦司変な声出して可愛い……」
「だ、誰かたしゅけて……」




