43.ローション
真風くんがうちに泊まりに来て二週間経ったある日の事
真風くんにA〇azonから荷物が届いたようだ。
廊下で躊躇無く荷物を広げる真風くん。
何を買ったのだろうか?
ちょっと悪いかなと思ったが後ろから覗いて見た。
――その買い物内容に驚き、真風くんに思わず声を掛けていた。
「真風くんそのペ〇ペと書かれた液体は何ですか?」
「ローションです」
「真風くん、その大量の箱は?」
「浣腸です」
「真風くんその禍々しい形状の物は?」
「拡張用のア〇ルプラグです」
「ふ、ふーん……」
「弦司がその気になったら使います」
「ちゃ、ちゃんと考えているんだ……」
真風くんが眼光鋭くギロリと睨め付ける様な視線を向けて来た。
すっごく怒っている。
「弦司、ちょっとそこに座って下さい」
強い怒気を含んだ声
顔がいいだけあって怒ると本気で怖い。
「ハイ」
廊下で正座させられた。真風くんも正座で座っている。
「弦司! 僕が伊達や酔狂でいつも『お嫁さんにして下さい』と言っていると思っているのですか?」
「ハイ、スイマセン……」
真風くんは『ちゃんと考えている』のに、それが俺に伝わっていなかった事に腹を立てているようだ。
俺の不用意な発言が逆鱗に触れてしまった。
「いいですか、僕はいつも本気です。
結婚するなら“性生活”は重要な問題です。それは避けては通れません」
「ハイ」
「僕は弦司との結婚生活をきちんと考えて、将来の為に準備をしているのです」
「ハイ」
「謝って下さい、あなる師匠に謝って下さい」
「あなる師匠、申し訳ございませんでした!」
「次は僕に謝って下さい」
真風くんに深々と頭を下げる。
「真風さんは将来の事、真面目に考えているのにすいませんでした、許してください」
「――はい、許します」
「ありがとうございます」
「――でも罰は受けて貰います」
マジか……全然許してないじゃん……
「このア〇ルプラグを一日入れてその使用感をレビューしてください」
「マ?」
「マジです。ちゃんと医療関係者の指導を受けますから」
「マ?」
医療関係者の指導の元きちんとしたア〇ル拡張を一日行った。




