25.ヒソカな憧れ。
「今日はオタク君で遊ぼうかな?」
「いつもじゃん!!」
まだ肌寒く、風が強い浅春の候
朝から真清は風に煽られ盛大にパンチラしていた。
ビシっと筋が入った太腿に山岳を想起させうねる隆起
照れ等一切見せない仁王立ち。
女性らしい悲鳴など一切ない、痩せ我慢を体現したストレス耐性が弱そうな振舞い。
「男らしい……」
何と言う男らしいパンチラだろうか。
恰好良過ぎて感動した。バンカラかよッ!
『キャッ!?』とか可愛らしい悲鳴を上げて隠す素振りを見せて欲しい……
まあそれは本題とは関係無い、朝の出来事
なんでもかんでも筋肉の対応力でやり過ごすのは良くないと思う。
もう少し女性らしい情緒と言う物を見せて欲しいとお兄さんは思う。
「フフン、オタク君こう言うの好きでしょ?」
『オタクに優しいギャル』と言うのは、オタクの夢であるから。
好きか嫌いで言われると、オタクである自分は好きに決まっている。
「好き……」
残念ながら自分は誤魔化せない。
オタクはオタクの本分を全うして生きていくしかない。
なるものでは無く、なってしまう物なのだ。
オタクである自分の恥ずかしい本心を自覚すると。
顔に熱が集まり赤くなっていくのが自分でも分る。
(顔が赤くて恥ずかしい)そう思うとますます事態は悪化していく。
「――オタク君、真っ赤になって可愛い……」
真清は長い指先を顔を値踏みするかのようにゆっくりと滑らせる。
真清は本当顔がいい……
熱気を帯びた視線を真っ直ぐ向けて、その欲情を隠そうともしない。
――最近のからかいは度が過ぎているのではないだろうか?
熱い吐息と共に真清はゆっくりと言葉を吐き出す。
「チ〇コあったら絶対に犯してる……」
……やめて?
H×Hのヒソカ。




