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104.センター試験
センター試験が終わった。
真清と俺、二人の結果はなかなかに良好だった。
そりゃそうだろう。下世話な話をすると金掛けて家庭教師を付けたのだから。
これで駄目だったら『先生』に怒られる。
真清は流石に阿我妻家遺伝子が強い。
そつなくこなす。
つーか推薦だから、結果はそれ程関係無いのかもね。
阿我妻家のリビングに着くなり、真清はソファーに体を投げ出した。
「あー終わった!!」
「真清お疲れさまー」
「弦司もお疲れ様だなー」
「俺は真剣勝負だよ」
「一段落付いた所で弦司さんにお願いがあるのですが、へっへっへ」
「何あらたまって?」
「じゃーん! 婚姻とどけー!」
「うわっ!?」
マジカー!?
「ここにもうあたしの名前と住所と本籍書いて判子押してあるから。
弦司今この場で書いてくれ」
「マジカー!?」
「マジのマジ、はいペンと判子」
「この判子実印じゃん!?」
「おばさんに言ったらこれ貸してくれた」
「マジカー……」
いや本当何やっているの?
せっかち過ぎない?
「弦司がプロポーズしたらすぐこれ出しに行くからな!」
「えーマジカー……」
いきなりの奇襲に言葉もない。




