表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

101/109

101.すり合わせ

「あたし達結婚するんだろ?」

「ちょっと待ってくれ」


 阿我妻(あがつま)家で昼飯を食べていると

 真正面に座っている真清(まきよ)が俺の顔を『じー』っと見た後そう言った。


「ごめん、その話これ食ってからでいいか?」

「ああ」


 目の前のパラパラした真清特製の炒飯をかきこむ。

 真清は黙って俺の顔を『じー』っと見ている。


 食い辛い……


「真清の作る炒飯マジで美味いな! パラパラしている所なんてサイコー!」

「まーね、ありがと」


 リアクションが薄い!


「ごちそうさま!」

「お粗末様でした」


 食器を洗って終わって。真清から話の続きを聞く事にした。


「話の続きは和室で聞きたいんだけど、いい?」

「いいけど、なんで和室?」


「これには深い訳が……」


 真清の奴、絶対人が身悶えする様な攻めた話をするつもりだ。

 地面に転がらないとストレスに耐えられそうにない……


「まーいいけど」


 和室に移動して、真清の話を聞く。


「あたし達結婚するだろ?」

「そ、そうしたいと思っています!」


 真清は真っ直ぐに俺の顔を見ている。


「んでだ、首尾よく行けば大学入学前とかに籍を入れたいと思うんだよ」

「ハイ」


「結婚式は上げなくていいから、フォトウェディングやろうぜ」

「フォトウェディング?」


「ドレスとタキシード着て写真だけ撮るやつな」

「へーいいね」


「それとハネムーンな! これは卒業旅行と兼ねて二人でどっか行こうぜ!」

「いいねー」


「で、子供なんだけど……あたしは早く作りたいんだけど……」

「だけど?」


「レスリングで推薦なのに、

 妊娠でレスリングできないのは流石に問題だと思うんだよ」


 真清さん意識高すぎっス!


「そ、そうっすね。ひとまず保留と言う事でいかがでしょう?」

「そーだな。まあ状況を様子みてだな」


 将来設計としては案外普通の話が続く。

 このまま話が続くのなら、畳の上を転がらなくて済みそうだ。


 近い将来の話は結構楽しい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ