10.諦めたら?
「わたるが死んじゃう!」
「……なあ、そう言うネタってどこから仕入れているの?」
「Twi〇ter」
そうかTwi〇terか……ありがとうTwi〇ter!
うんかなり古いけどバブみが強い。オギャれる。
Twi〇terの人たち分ってる! すこ。
「オタク君、こう言うの好きでしょ?」
「うん、好き」
「おおう……!? お前時々知能指数滅茶苦茶下がるよな」
そうかな? そうだな。
「元ネタ知らんけど、何なの? 漫画?」
「あー漫画、うちに有るから帰ったら貸してやるよ」
「おう、サンキュー、そうかー漫画か楽しみだな」
プリン頭は上機嫌で太陽の様な屈託無い笑顔を見せた。
――この後あんなことが起きるだなんて、神ならぬ僕たちは知る由もなかった……
「エロ漫画じゃねーか!?」
「いやいや、中高向けのエロコメディだから、本番ないし」
「一応、女のアタシにエロ本進めるのどーなの?」
「お前が振って来たんだろ、責任持って読めよ」
「う、うう!? そう言えばそうだった……あたしはなんて軽率な事を……」
「まあゆっくり読んでくれ」
~次の日~
「あー、一応全部読んだわ……ありがと返す……」
「どうだった?」
「あーうん、まあまあ悪くなかった……?
すっごい昭和だったし自分でもよく最後まで読めたなと……」
「煮え切らないな……好きか嫌いで言えば?」
「好き……」
女の子がエロコメ好きとか言っているの何か変に興奮しますね。
「じゃあ、予習も済んだ事だし、改めてあの台詞を言ってくれ」
「な、何言ってんだ弦司!? そんな恥ずかしい事できるか!!」
オヤオヤ、俺は肩をすくめて両手を上げて見せた。
「て、てめー本当にムカつく奴だな!
上等だよ! 一回しか言わないから耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ!!」
おお!? 胸の高鳴りと期待の眼差しを隠せない。
プリン頭は大きく息を吸い込んだ。
「ガーン!? わ、わたるがし、ししし、しぃ!! 死んじゃう!?」
言うなり顔を真っ赤にして逃げてしまった。
――プリン頭のサービス精神旺盛な所本当好き。




