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レストランへやって来た
レストランと言うより………。
「どう見ても、日本庭園。」
「まぁ、俺はテレビくらいでしか見たことなかったけど、日本庭園だな。」
ご丁寧に松ノ木やら石が引いてある枯山水、そして赤い日本傘
ここだけ見れば、京都奈良の風景だ
「異世界で白米食けるとは………。」
「食えないよりは全然いいし、虫が主食じゃないだけ何億倍もマシだし、全然良いけど、異世界飯………。」
異世界飯を期待していた俺達の前に現れたのは、白米、味噌汁、漬物、出し巻き卵、梅干、そして鮭の皮焼き
すばらしいくらい、日本
異世界飯なんて無かったんや………
「でも、旨いな。」
「あぁ、この梅干とかそこで持ち帰りできるの売ってるぜ。」
「しかも和食が食えるのはここだけとか。」
「「買った。」」
これは無駄遣いではない
と言うか飯はとても美味しいし、気分が良い
美味しいご飯に風呂、最高じゃん
「なんだ。ここが天国か。」
「なんか旅行してる気分だな。俺は。」
シロは旅行気分だそうだ
確かに、美味しいご飯に温泉
旅行みたいと言えば旅行の用なものか
でも、どうせくるんだったら美少女とお風呂に入りたかった
まぁ、友人とってのも………悪くは無い………
「お前と一緒じゃなければ最高だったんだろうな。」
「俺も思った。」
「「友情!」」
これも1つの友情




