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休憩を終えて、寝巻きを買うのを忘れたため、普通のズボンにコートを着ている
「どうする?飯でも食う?」
「だな。食って寝よう。」
この宿屋の1階部分、つまり、入り口はレストランだった
宿泊費には朝食しか含まれてないので、自分で払わなくてはならない
「しかし、金の価値が曖昧だな。いきなり大金渡されてポーンだもん。」
「どっかのゲーム見たく、木の枝とガキ使みたいな金を持たされるより何倍もマシだけどな。」
「まぁ、そうだけど、自分でどれくらい払えるのか分からないのに、いきなり大金だと金銭感覚が麻痺しちゃうよ。」
「無駄遣いはお互い見張ってようか。」
「だな。」
今は異世界で完全無職
チートなのは物語だけ
早いこと、職に付かなければ、まともな暮らしができん
銃が使えるから、ある程度は大丈夫だろうが………。
「それにしても、こんなにも異世界は息苦しいのか………。」
「確かに………。」
まさか異世界で職探しをするはめになるとは………。
異世界だからと言って、ハーレムが速攻で作れるわけじゃないのか
まぁ、始まってまだ2日目だが………。




