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「ところで、次のこのスキルの説明呼んだか?」


「んにゃ、まだ。」


「読んでみろよ。」


隣でAKよりもうるさい音を響かせながら、銃を撃つシロに言われ、俺もタボールを置いて本を取り出す


(次のレベルまで、あと97860.次回、武装スキルに、装備品の追加)


「装備品?なんだそりゃ?」


「あれじゃないか?防弾チョッキ。」


「あぁ。それかもな。」


しかし、次回のレベルアップは日にちの短縮ではなく、選べる物が増えるだけか。


少しばかり残念な気もするが、しょうがない


隣では、バッカン!バッカン!と銃声を上げながら、立てかけた板に向かって弾丸を撃ち込む


もうすでに、板のライフポイントは0よ状態だ


しかし、お構い無しに撃ち込む


バッカン!バッカン!バッカン!バッカン!


「リロード………っと。」


「腕、大丈夫か?」


「超疲れた。」


慣れない銃の発砲を、かれこれ5時間ほど、腕もパンパンだ


「そうだな。また明日、来よう。」


「OK、んじゃ、後片付け………………?」


「どうした?」


シロが聞いてきたので、気になったところを指で示す


それは、地面


「薬莢の数がおかしい。少なすぎる。」


「………本当だ。少ない。」


地面に落ちている薬莢と、空のマガジン


どれもこれも、5時間ほど撃ったにしては、少なすぎる


「ん?、薬莢が、消えた?」


「本当だ。消えてる。」


落ちていた薬莢は、風が吹くとともに、煙のように消えたり、薄い光を最後に放ちながら消えた


「時間差で消える?」


「どうやら、そうっぽいな。」


お片づけの心配は要らないのか………


逆に言えば、薬莢を回収して、溶かして金属ゲットは不可能なのか


「銃は時間で消えないけど、消耗品のマガジンと薬莢は消えるって事か。」


「まぁ、いいんじゃない?特に大きな問題はないでしょ?」


「そうだな。」


変な確認も出来たことだし、俺達は町へ戻った




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