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俺はタボールを選択して、召還した
本から黒い液体が流れ、従の形を作るとともに、掻き消えるように黒い液体がなくあんると、そこには一丁の銃があった
「よろしく。タボール。」
昔、買ったエアガンを持って一人、部屋で呟いた言葉を、異世界で言う
今日からこいつが、俺の武器だ
俺はタボールを持って振り返ると、地面に両手を付いてうなだれているシロを見つけた
「どしたん?」
「また、………やってしまった。」
「………………………。男の子なんだねぇ………。」
何時もであれば、速攻で腹パンされるものだが、今回ばかりは何もいえないらしい
シロが出した銃、それは………。
SWM500
スミス&ウェッソン社製、リボルバー
装填数、5発の、世界最強拳銃だ
いや、訂正しよう
世界最強の拳銃は、敬意を表して、個人製作のレミントンということにしておいてやろう
そして、一丁200万円の象撃ち拳銃もある
だが、実際、民間人が手に入れられて、撃てるとしたら、最強はM500だろう
銀色に輝く長い銃身
使用する弾は、強力無慈悲のマグナム弾
男の子のロマン満載の拳銃を、シロは選んだそうです
取り回しやすい拳銃といてたのにね~。
「気持ちは、痛いほど分かる。でも一言良いか?」
「どうぞ………。」
「時と場合を考えろ、タコ。」
「何も言えねぇ………。」
雲雀が鳴く空の下、二人の男は新たな武器を手に入れた




