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異世界ならではの町並みを10分ほど歩き、どうやら城下町みたいなところに出た
最初に王城から出たところは、多分だが、貴族街という奴だろう
大きな建物があるが、商店なんて一切無く、ただ庭の広い家が建ってるだけだった
ので、歩いていくうちに若干立ってる建物の趣がかわり、結構普通の町へ降りてきた
「さてと、宿は………。」
「貰った地図でも見れば?」
「それが、地図には大まかな町の構成しか載って無いんだ。」
地図を開いたシロを上から覗き込むようにみると、確かに書いてあるのは色分けされた町並みだけだった
今居るのは、町から見て、円周部分、つまり外側だ
中央に城、そのまわりが貴族街、そして今居る一般街だ
「ふむ、先ずは、情報を集めたいな。異世界だし。」
「なら、飯だな。腹減ってる?」
「食ったばっかだろ。」
「んじゃ、スタバだな。」
コーヒーでも飲んでドヤ顔するのもいいかもしれない
まじめに考えるなら、女の子引っ掛けて、話するのもいいかもしれなし
「んで?肝心のスタバは?」
「………………。」
異世界迷子なう




