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96.アイザック来村

「ライルさん、お待たせしました」

「いえいえ、こちらがお願いしてたことなんで」

「広場に来るまでにライルさんの家?の前を通りましたが、あれはなんなんですか!壮大な畑!綺麗な家!この村に来てよかったです。ワクワクしてきましたよ」

アイザックさんはテンションが上がっているようだった。


「じゃあ明日にでもご案内しますね。それでそちらの同行している方達は?」

「あー失礼致しました」

そういうとアイザックさんは女の子を呼んだ。

「妹のセフィーナです。ほら、セフィーナ、ご挨拶」

「ライル様。アイザック兄様の妹のセフィーナと申します。今回は兄に無理を言い同行させて頂きました。ご迷惑をおかけするかと思いますが、よろしくお願い致します」

「ライル商会のライルと言います。セフィーナさん、是非村を楽しんでください」

「ありがとうございます」

セフィーナさんはだいぶ礼儀正しい女の子だった。


「そして今回護衛をお願いした、Dランク冒険者パーティの[雷虎の拳]のみなさんです」

アイザックさんがそういうと、手に金属の籠手をつけた筋肉質な男が一歩前に出た。

「雷虎の拳のリーダーのガッツだ!よろしく!後ろにいるのは、ダモンとパリス。ライルのことは光剣の輝きが冒険者ギルドでボコボコにされているのを見ていたので知っている。数日間だがよろしくな!」

「よろしくお願いします。あの時のことは忘れて頂きたいですが…」

「あれは忘れられないよ。ヒューズの野郎、すごい子供を連れてきたなーって思ったよ」

「ヒューズさんとお知り合いで?」

「俺は少し前までソロで冒険者をやってたんだ。その時はBランクだったんで、疾風の斧と一緒に依頼をしたこともあったぞ」

「そうなんですか。じゃあヒューズさんにお会いになりますか?」

「そうだな。久々に模擬戦をしてみたいもんだ!」

ガッツさんは籠手を着けた拳をぶつけて音を鳴らした。

「そうしたら、ゴーレ、みなさんをお泊まりする家までお送りして。ゾーイには雷虎の拳のみなさん、ルーシーはセフィーナさん、ゴーレはアイザックさんに付いて家の使い方を説明してあげて」

「承知致しました」

「夕飯の時間になったら、学び舎にお連れして」

「承知致しました。ではみなさま、ご案内いたします」


ゴーレがそういうと、アイザックさん達を来客用のログハウスに連れて行った。


「あ、厩舎と馬車置き場を作らなきゃ」

急いでマップを開き、0Aの空いてるスペースに厩舎と馬車置き場を作った。


小さなウィンドウが表示された。

[小屋作成で作れるようになるものを選択してください。

風車・城(小)・牢屋・噴水・ワインの酒造所・パン屋・商店・鍛冶屋・レストラン・宿屋・モンスター豚舎・モンスター羊舎

所持ポイント3]


「ポイント多くもらえた。とりあえずキャンセル」

ウィンドウを消した。


「よし。ヒューズさん達に伝えに行くか。みんなはどうする?チャールズ兄は夕飯の手伝いだからね」

「手伝いまーす!」

「俺とニーナは自主練しようかなって」

「僕もヒューズさんに片手剣の練習法を聞こうかと」

「じゃあみんなで学び舎行こうか」



みんなで学び舎に向かった。



▽ ▽ ▽



学び舎に着くと、午後の後半の授業中だった。

チャールズ兄が授業を受けてないから、ヒューズさんは他の授業を眺めていた。

「ヒューズさん。ちょっといいですか?」

「あー帰ってきたか。どうだった?」

ヒューズさんがみんなに問いかけた。

「頑張りました!」

「大変でした」

「実力不足を感じました」

「僕もです」

チャールズ兄とオリバーは自分の実力をしっかり認識できたようだ。

「ライル、結局ゴブリンは何割くらい処理したんだ?」

「え?全部倒させましたけど」

「はぁーお前ってやつは。みんなほんとにお疲れ!ゆっくり休めよ」

「「「「はい」」」」


「ヒューズさん、話は変わりますけど雷虎の拳って冒険者パーティ知ってますか?」

「おーガッツがいるところか?知ってるけどどうした?」

「さっき商人ギルドの担当者が来たんですけど、護衛で雷虎の拳が一緒に来てます。夕飯をここでみんなで食べる予定なんで、ヒューズさん達もどうですか?」

「おー!参加していいのであれば参加させてもらうぞ。ちなみにビールは?」

「出すつもりです」

「よし!必ず参加する!」

「今から夕飯の用意をするんで、ここのキッチン借りますね」

「お前のものだろ、好きに使え」

「じゃあチャールズ兄、始めようか!」

「うん!」



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