85.ハーマンの能力
レベルが上がった2人はとても順調に戦っていた。
「アイアンソーン!」
地面から荊が1本現れ、ウォーターコッコに向かっていき貫いていく。
「インクリーシングアロー!!」
射った矢が2本になり、2羽に刺さって爆発をした。
爆発に巻き込まれ、数羽倒れている。
「新スキル強いな。そろそろハーマンを呼んできて」
順調すぎて、すでにウォーターコッコは30羽くらいになっていた。
「みんな一旦攻撃をストップ!防御だけに」
「「はい!」」
ハーマンがフリードと一緒にやってきた。
フリードも懐いているようだ。
ハーマンが現れた瞬間、ウォーターコッコ達が一瞬でハーマンの方を見た。
「師匠!ハーマンさんが危ない」
ウォーターコッコの様子気づいたカシムが叫んだ。
ウォーターコッコはハーマンに寄っていく。
すると、ウォーターコッコはハーマンの脚に頬擦りをしていた。
「「え?」」
ニーナとカシムはきょとんとしている。
「ライル様、これはいったい?」
「いや、それウォーターコッコってモンスターなんだけど、ハーマンなら懐かせることできるかなーって。
そしてニーナとカシムが唖然としてる理由はさっきまで自分達に襲いかかってきたウォーターコッコの変わりようにびっくりしてるみたい」
「なるほど。ライル様はこのウォーターコッコで酪農をしたいってことですかね?」
「4分の1正解かな。このあと、ウォーターコッコの上位種も懐かせて欲しいんだよね。あとクリーミーカウも同じような感じ」
「わ、わかりました。が、頑張ってみます」
「じゃあみんな、上位種探すよ」
俺達は森の中に入って行った。
▽ ▽ ▽
森の中の開けたところを見つけた。
そこにはボスウォーターコッコが5羽と大型犬くらいのウォーターコッコがいた。
「やっぱり、ボスウォーターコッコの上位種がいたか」
ボスウォーターコッコが複数いたから上位種がいると思っていたが、予想的中みたいだ。
「ハーマン。あいつらを懐かせてほしい。念のためこれを装備して」
俺はバッグから反撃の大楯を取り出し、ハーマンに渡した。
「わ、わかりました。や、やってみます」
ハーマンは恐る恐る近づいていく。
すると6羽が気づいた。
ハーマンは6羽と目が合い、少し退いてしまう。
「ラ、ライル様のためだ」
気合いを入れて足を進めるハーマン。
すると、大きいウォーターコッコがハーマンに寄ってきた。
「みんな、やばくなったらすぐ救出」
「「うん」」
「モンスターだけど鶏と同じ。モンスターだけど鶏と同じ!」
大きいウォーターコッコの目の前についたハーマン。
ハーマンはがんばって手を伸ばしている。
そして撫でてみた。
コォーー!コォー!コケ!
鳴き出すウォーターコッコに警戒をする一同。
するとハーマンが
「ライル様、多分大丈夫です。懐いてくれたみたいです」
「「「「おー!」」」」
俺らも近づいていくが、敵対されなかった。
「やったなハーマン。さすが!」
「できました!ライル様!できました!!」
「これはテイム扱いになるのか?ハーマン、ステータスを見せて」
「はい。ステータス!」
【名前】 ハーマン
【年齢】 28
【職業】 ライル商会従業員
【レベル】 15
【生命力】 1256
【魔力】100
【筋力】 161
【防御力】 151
【俊敏力】 50
【魔法】
水属性 LV1
→アクアボールLV1
【スキル】
○エクストラスキル
牧畜の熟練者 LV3
→家畜の友LV3
○通常スキル
テイム
【テイムモンスター】
ウォーターコッコキング LV35
「お、『テイム』覚えてるよ」
「本当だ。生まれてから通常スキルに縁がなかったのに」
「やったなハーマン」
「ありがとうございます!ライル様」
【名前】
【種族】 ウォーターコッコキング
【レベル】 35
【生命力】 2892
【魔力】927
【筋力】 630
【防御力】 1181
【俊敏力】 315
【魔法】
水魔法 LV3
→アクアボールLV3
→アクアアローLV3
→アクアカッターLV3
【スキル】
○通常スキル
水鶏王
【家臣】
ボスウォーターコッコ 5羽
ウォーターコッコ 35羽
○水鶏王
同族のモンスターを従えることができる。
戦闘時、家臣の数だけステータスが少し上がる。
これ普通に戦ってたらだいぶ苦戦してたな。
てか卵から最近産まれたはずなのに、なんでレベル高いんだ?
魔力を注がれてた影響なのか?
「せっかくテイムしたんだから名前つけてやらないと」
「そーですね、トサカにします」
▽ ▽ ▽
トサカに同族の死骸を見せるのは気が引けたので、
少し待たせて『掃除』をしてきた。
今回の成果
ウォーターコッコの魔石 65個
ウォーターコッコの身体 12羽
俺達はクリーミーカウがいるエリアに向かった。




