79.歓迎会は続く
俺はゾーイとルーシーのテーブルに行った。
「どう?ご飯食べてる?」
「食べてます!すごく美味しいです」
「お、美味しいです」
ゾーイとルーシーは仲がいい。
ルーシーは男性恐怖症気味みたいだから、ゾーイがいつもメインで返答してくれている。
「よかった、気に入ってもらえて。まだ来たばっかりだけどこの村で暮らしていけそう?」
「暮らしていけます。奴隷になる前の生活よりもいい部屋ですし」
「お、お風呂すごくよかったです。ライル様ありがとうございます」
「それはよかったよ。二人はこの村でなにしたい?」
「ライル様のために働きたいです!」
「私もです!」
「ははは!ありがとう。具体的になにがしたいとかある?」
「ライル様を支える仕事がしたいです!」
「私は食堂の配膳しかやったことがなくて、自分がなにができるかわかりません」
「なるほど。じゃあ二人ともゴーレをサポートしてくれない?ゴーレはいま俺の秘書みたいなことをしてくれてるんだけど、俺と一緒に森や街に行ったりしたときに、人も増えたからゴーレも大変になりそうで」
「わかりました。その仕事やらせていただきます」
「が、がんばります!」
ゴーレを呼んで、決定したことを話した。
「ゴーレ。そういうことだからよろしくね」
「承知致しましたマスター、ゾーイさんルーシーさんよろしくお願いします」
「「よろしくお願いします」」
「あ、そうだ。2日か3日に1回とかでいいから、疾風の斧に戦い方を教わりな」
「戦い方ですか?」
「女の子でも護身術レベルは知ってたほうがいいと思うんだけどどう?」
「マスター、私もそれには賛成です」
「だよね。やってみない?」
「わかりました、やってみます」
「わ、わかりました」
ルーシーはまだ少し俺に抵抗があるみたいだ。
「じゃあ食事楽しんで」
「はい。ありがとうございます!」
「あ、ありがとうございます!」
俺は席を立ち移動した。
▽ ▽ ▽
次はチェスターとオリバーのところだ。
「どう?食べてる?」
「とても美味しいです。びっくりしました!」
「ほんとにおいしいです」
「それはよかったよ。今後の事なんだけど、2人は疾風の斧と稽古と父さんの手伝いって考えてるんだけど平気?」
「大丈夫です。頑張らさせていただきます!」
「大丈夫です。ライル様、お礼を言えてなかったのですが剣を買っていただきありがとうございます」
「いや、オリバーのエクストラスキルかっこいいじゃん。これは絶対使えるようになって欲しいって思ったんだよね。頑張って鍛えてよ」
「はい!死ぬ気で頑張ります!」
「ライル様、子供達のこともありがとうございます。」
「気にしないで。もう家族のようなもんなんだから。獣人族のこと色々ヒューズさんとかに教えてもらったよ。この村には差別する人はいないし、俺の目の前で違法奴隷にされてる獣人がいたら買い取って解放してあげるから安心して」
「本当にありがとうございます。もうなんとお礼を言えば」
「チェスターも家族なんだから気にしないで」
「はい!ありがとうございます」
「2人とも、もし村の人や従業員がピンチの時は助けてあげてね」
「「はい!」」
▽ ▽ ▽
そして俺は自称弟子達とジョシュとベラとララのもとに行った。
もうすでに仲良くなっているようだった。
「どう?ちゃんと食べてる?」
「「「「師匠!」」」」「「「ライル様!」」」
「みんな、明日から学び舎再開するからね。頑張ってよ!ジョシュとベラとララにも色々教えてあげて」
「「「「はい!!」」」」
「ジョシュとベラとララは何を特訓したい?」
3人は少し悩むと口を開いた。
「俺は父さんみたいに戦いたい」
「ベラのお母さんは魔法が強かったから魔法使いたいです」
「ララのお父さんも戦うのがすごかった」
「ジョシュとララは格闘、ベラは魔法ってことかな?」
「「「はい!」」」
異世界あるあるっぽいなー
獣人は魔法が苦手で一部の獣人だけしか使えないとかあったなー。
今度チェスターに聞いてみよう。
「他のみんなからなんか要望ある?」
「うーん。ない!」
「じゃあ明日からも特訓頑張ってね。ニーナとカシムはわかってると思うけどサボっちゃダメだよ?みんなのお手本になってね」
「「はい!」」
「ジョシュとベラとララは相談したいことあったらいつでも言ってね」
「「「はい!」」」
▽ ▽ ▽
「ヒューズさん疲れたーよー」
「お疲れ、商会長」
「一応お願いと報告が」
「お前のその入り方は不穏だな」
「明日から学び舎を再開します。獣人の子供達も参加します。復帰初日なんで緩めでお願いします。あとチェスターとオリバーの稽古、時々ゾーイとルーシーに護身術をお願いします」
「わかった。それで報告は?」
「確信はないのですが、モンスターの大量発生が起きてます。中立モンスターですが。数日以内に色々やりに行ってきます」
「は?やっぱり卵があるのか?中立モンスターでよかったけど種類はなんだ?」
「ウォーターコッコとクリーミーカウです。ウォーターコッコは多分ですが卵から孵化してます。ボスウォーターコッコがいました」
「まじかーどうするつもりだ?」
「飼おうかと」
「はあ???お前はほんと異常だよ。異常すぎる。フリードとノコ虫軍がいれば大丈夫だと思うが気をつけろよ」
「あれ?馬鹿にしてます?喧嘩します?負け戦でも全力でやりますよ?」
「悪かった!負けることはないだろうけど、死ぬほど体力持ってかれる未来が見える」
「じゃあよろしくお願いしますね」
「はぁーわかったよ」
ヒューズさんと別れ、席に戻る頃にはパーティも終わりかけていた。
「明日からも頑張るしかないなー」




