では、万博の感想です
ここまでお付き合いありがとうございました。
どんな風に描くのが簡潔なのだろうと思いながら、このような書き方をしていますが、この万博のイメージをやっと書くことになりました。
まず、イベントとしてなのですが、エンターテイメントとして楽しみたい! というのであれば、行けば楽しいだろうとと言うこと。
万博を楽しみたいという気持ちがあれば、絶対に楽しいです。
だけど、行きたくないけど……の気持ちが大きいのであれば、行かなくても良いのではないでしょうか?
大阪で比べるのであれば、USJですね。
例えば、万博にUSJレベルのエンターテイメントを望んでいるのであれは、それは無理です。
関東であるならディズニーランドでもいいのでしょう。
彼らは、エンタメのプロです。哀しみや鬱陶しさも吹っ飛ばしてくれるくらいの熱量で、私たちを喜ばせようとしている選ばれし方達の集団ですね。
そんな彼らが一人ひとりは優秀でも一時的に集められた人達に負けるはずがありません。
もちろん、万博で働いている方のレベルが低いのではなく、充分に高いです。
皆さま日本語だって充分ですし、とても丁寧に対応してくださいますし。
だけど、同じ博覧会を盛り上げようとする者たちでも、彼らの所属はそれぞれの国であり、それぞれの国に帰る人達です。日本の方だって同じですよね。万博が終われば、自分の別の仕事を始めるのです。
だから、私たち『客』の心の持ちようだと思います。
万博へ遊びに行く私たちが彼らに求めることは、彼らの文化であるはずです。
根本が違うんですよね。アミューズメントパークではなく、万国博覧会ですから。
なので、行ったみんなが楽しめた、ということは絶対にないと思います。
だって、入りたいパビリオンに入れないこともありますし、体験型に入ることができなければ、資料館を巡ることになるのですから。また入れない方向けにも楽しめるように工夫もされてあります。スタンプラリーもその一つ。(東ゲート寄りにある場所には小学生くらいまでが楽しめそうな公園がありました。小さなお子様は、資料館巡りよりもこっちが楽しいだろうなと思いました)
そして、無作為に入って感じたこと。
初めにも書きましたが、この万博が本格的に動き出した頃に、世界が注目する戦争が勃発しています。
ウクライナだけではありません。
ミャンマーの軍事政権の問題だってありました。
イスラエルとパレスチナの問題だってありました。
戦争は、どちらかが悪というわけではありません。また、どちらかが正義というわけでもありません。
歴史上でいえば、勝てば官軍なところは大きくあるのでしょう。
だからこそ、そんなところに感想を抱いてしまうのかもしれません。
無作為に入ったパビリオンもありましたが、どの国もSDGsや世界平和、戦争と未来、いのちと科学、そんなことがテーマになっているように感じました。
みゃくみゃくも『脈々』ですものね。
命が脈々と続いてきた。これからも続いていく。続いていって欲しい。
改めて、そんなことを感じる万博だったということを、最後に認めておこうと思います。
あと一話、おまけを入れておしまいです。




