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大阪万博2025へいってきたお話  作者: 瑞月風花


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入ったパビリオンの感想(中国館)

国際機関館を出ると、雨は小雨でした。

西の方向へ歩こうと再び歩き始めます。


友だちに私のお気に入りのパビリオン、リトアニア(バルト館)をお知らせしたかったのです。

途中、『中国館』の前を通りました。


列が動いています。

確か、国宝級のものがあるらしい。


そんなことを思いながら並んでみます。

何分待ちですか?と誰かが尋ねると1時間、だそう。

まぁ、あんまり並ぶようなら抜けようとふたりで相談して、並び始めます。


実際は45分くらいだったそう。


最前列に来るとパビリオンの方が何かをくれます。

5枚組のパンダイラスト付きの竹の札?

「なんかくれたね」

そうなのです。

何かくれた以外の情報がなくて、お土産をもらったくらいにしか思っていなかった私たち。

だって、突然「どうぞ」って配り始めたんだもの。可愛いからいいか♡な感じで写真を撮りました。


https://32582.mitemin.net/i1038655/

挿絵(By みてみん)


中に入ると、外にあった壁の文字が電子に代わり、床を流れていきます。

辺りには展示物がたくさん。

面白いなと思ったのは、展示物と3Ⅾがうまく組み合わされていて、ガラス画面の文字を触るとその展示物の情報がガラスに浮かび上がり、なんと、書物ならその中身まで3Ⅾ表示で眺めることができるのです。

これはすごいな、と思いました。


実物を触らなくても、書物の中身や土器の中や底が見られるのです。


https://32582.mitemin.net/i1038657/

挿絵(By みてみん)

(反射して見にくいですが、古書のページが全部めくれます)


ただ……。

大勢で見るものではないことは事実です。

隣りの人が画面を触ってしまうと、読んでいる途中で表示が変わってしったり、隣の人の情報がびろーんと伸びてきてしまって、こちらの情報が隠れてしまうという欠点がありました。


そんなわけで、貴重な展示物を眺めていきます。

大きな画面に一年の移ろいが映し出され、その先には3大奇塔と呼ばれるものの模型がありました。

ピサの斜塔とエッフェル塔と『颍県木塔』らしい。

ただ、この三大奇塔、帰ってから調べると中国のサイトしか出てこないんですよね。あんまり有名じゃないのかな?と思いました。


https://32582.mitemin.net/i1040021/

挿絵(By みてみん)

(三大奇塔の模型)


中国が今している砂漠緑化計画も説明されていました。それで黄砂が少しでも飛んでこなくなるのなら、頑張って欲しいところです。アレルギーには結構きついんですよね。


中国と日本の歴史の通路を通り抜け、またたぶん国宝級の展示を見て、どんどん進んでいくと現代中国の一日が描かれた映像が流れる部屋にたどり着きます。ここで、10分ほどの映像を座って見ながら休憩します。

そう、休憩でした。

これまででもすでに相当な展示物を見ているのです。


それなのに、ここは中間地点だったのです。さすが壮大な中国としか言えません。


通り過ぎた後には未来の中国のイメージなのでしょう。

宇宙開発や土地を開発して行こうのコーナーがありました。


https://32582.mitemin.net/i1038661/

挿絵(By みてみん)

(真ん中のものが月から持ち帰った砂)


宇宙開発のコーナーには『月の砂』の展示があります。

そう言えば、中国って月の裏側に調査船を下ろしていたな、と思い出します。そう、そう言えば、そこで

月緑化計画を……だった気が。えぇー、見上げた空にある月に髪の毛が生えてきたら嫌だなぁ……と思った過去があるので、たぶん確かです。

これ、成功しているのかパビリオンの方に尋ねればよかったと、今も後悔しています。


そして、土地を開発して行こうのコーナーです。

ここで、あの『パンダのお(ふだ)』の意味を知ることになります。子どもがね、QRコードを読ませていたのです。

QRコードを読み取る機械にお札を載せると、画面に「あなたは開発を手伝ってくれた〇番目の人」というような文字が現れます。そして、画面に何かが作られるのです。


私の作ったものは何かの家の一部。友達が作ったのは、線路の上の何か。

「えっ、開発邪魔してない?」

と笑い合いました。


ただ、このQRコードを読む場所、他にもあったかもしれないのですよね。どうだったんだろう?

そして、中国館を出てきた私の感想は、「すっごいものをたくさん見てきた」それなのに、どこか何か残念感が残ってるなぁ、でした。

うーん、中国差別とかじゃないと思うんですけどね……。


ほら、隣の人の操作次第で見られなくなるところとか、パンダのお札の意味とか、線路の上の開発とか……。


でも、これだけエッセイに書けるということは、とても充実していて満足だったということ。お喋り尽きません。中国の過去と現在、そして向かっていこうとする未来の形。日本との関係はいろいろとありますが、これだけ大きくて歴史の深い国です。お互いに仲良くできると良いなぁと思いました。


https://32582.mitemin.net/i1038662/

挿絵(By みてみん)

(中国館にいた猫♡)

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― 新着の感想 ―
『中国館』読ませていただきました。 三国志や水滸伝など、『昔の』中国の文化や歴史は大好きなのですが、……最近のイメージのせいか一歩引いて見る気がします。 あ、お猫様の写真は拡大してしっかり見ました(…
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