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大阪万博2025へいってきたお話  作者: 瑞月風花


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20/26

雨の日の入場

さて、今回は現地で待ち合わせです。

現地で誰かと待ち合わせをするということは初めてなので、とりあえず、駅を出たところ辺りで……とざっくりとした待ち合わせ場所を決めます。


これも、未来だったんですよね。私が学生だった頃は。


だって、待ち合わせ場所に来ない友達に公衆電話で実家に電話して、お家の方に「もう出てますか?」と尋ねるしかない時代でしたもの。

だから、何時にどこで。スケジュール帳には友達の連絡先一覧。

30分待っても来ない友達に対して、104で電話番号も尋ねたことすらありました(2026年3月にサービスも終了するらしい)。

今じゃ、電話どころか、LINEひとつで場所を見つけられるという便利さ。

ただ、繋がらなくなるのも簡単になった気がしています。


だけど、……あぁ、未来に来たんだな、私。


そんなふうにも思います。


閑話休題。


そう、なので知らなかったのです。

駅を出たら立ち止まってはいけないと言うことを。


運良く同じ電車に乗っていたから、落ち合うことができましたが、もしこれが一本後の電車だったら……。

なんと、車両は違えど同じ時間に電車に乗っていた奇跡のおかげで、友達と無事に会場入りの列に並ぶことができたのです。

そして、なんとこれ、私の方向音痴が功を奏しています。


弁天町での乗り換えで、ホームを間違えちゃったんですよね。

なぜか長田行き(夢洲と反対)のホームに立って、あれ?と突っ立っている私。

あっ!、と気づいたときには、一本乗り過ごしていました。


何が功を奏すか、ほんとに分かりません。


そう「人間万事塞翁が馬」なのですよ。

昔の中国の方は、やっぱり物知りだった。


そして、友達と並んで会場に入ります。

だいたい、45分。


そんなわけで17時前に入場です。


初めは降っていなかった雨が降り出しました。だけど、まだ傘は必要じゃないくらい。まず、NTT館の壁とその先にある電話に向かいました。壁をお知らせしたくて。だって、かわいかったんだもの。そのおかげで電話も見つけることができました。

さらに、水槽も友達に紹介します。


https://32582.mitemin.net/i1036040/

挿絵(By みてみん)

以前の報告『鯛』の隣にいたチョウザメさんです。写真自体は同じ日に撮影しています。

ちょっと曇っているのは、雨のせい。


傘を広げて……公園の写真を撮ろうとしますが、上手く撮れません。

私のスマホ、なんだかね、頭の部分?になにかが触っていると「こっち触らないで~、動かせないから~(意訳)」と言うのです(多分鞄の中などでの誤作動防止)。


雨が降ってきたのでお子様連れの方などが、退場していく姿が多く見られましたが、それでもたくさんの人で溢れています。しかも、雨なので、みんな大屋根リング下を歩くのです。


傘差した方がいいかも。とリング外を歩きながら、また流れていく列を探します。

なんとなく、流れ出した場所がポルトガル館でした。


円形の蓮の葉のような傘がたくさん並んでいる場所に、列が流れていきます。会場自体は、ロープがたくさん垂れ下がっているところ。

このポルトガル館、日本人の方が設計しているのですって。

万博後このロープをセレッソの方が譲り受けていました。コメントは「綱引きにでもする?」ということで、まだ何に使うかは決まっていない様子です。何に使われるんでしょうね(*^_^*)


中に入るまで、その蓮の葉と隣の人の傘からの雫が肩にぴちょぴちょ落ちてきます。背が低いので、なんとなく傘が邪魔にならないように高く上げる癖があるからなのです……。

そして静かに傘を閉じて、静かにウインドブレーカーを羽織ります。


動き出した列。そして、一番前。本当はもう一人は入れたみたいなのですが、私も友達の連れだということで、次の順番待ちです。パビリオンの方が、ここ濡れるので、こちらでお待ちくださいというように仰ってくれて、雨を避けて待ちます。


待つこと、約15分。


やっと中には入れました。

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― 新着の感想 ―
突然決まった万博三回目、友人と運良く同じ電車に乗り合わせることになって、本当に良かったですね。「人間万事塞翁が馬」とは、まさにですね。 円形に蓮の葉のような傘がたくさん並んで…描写も目に浮かぶ情景も…
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