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Geister Kontinent   精霊大陸での日常  作者: うぃんてる
第一部 賢者の学院編
95/234

登場人物紹介 その8 ※ネタバレ注意

冒険者ギルド編の登場人物紹介です。☆印は紹介初登場です。



***





「いらっしゃいませ、冒険者ギルドラドル支部へようこそ☆」

「もぅ聞いてよウィンちゃん、最近の冒険者ったらさぁ……」




☆クレア・クレイモア


 古王国ウィシュメリア北東部にあるオリンポス地方の領都クレイモアにて統治を行うクレイモア伯爵家の四女で、冒険者ギルドラドル支部の看板受付嬢。滅多なことでは崩さないその笑顔には男女の区別無くファンが多く、たとえギルドロビーでトラブルが発生して騒動になっても彼女が対応すれば大抵は沈静化する。

 腰まで伸ばした銀髪のロングストレートが美しい彼女に言いよる男性は数多いるが、現在のところ特定の男性は作っていないらしい。




「やれやれ、面倒なのを送り込んでくれたな」

「一難去ってまた一難とはこのことか。令嬢もまた面倒な案件を持ってきてくれる」




☆セルディク・スプリングフィールド


 スプリングフィールド子爵家当主で特殊技術協会理事を務める、冒険者ギルドランクA−の39歳男性。情報収集や隠密活動のプロであり今回は主にフォーリン姉妹のサポートを務めた。

 また、スプリングフィールド家はフォーリン家と共にウィンター家への協力関係にあり、葉月がこの世界に現れてからは防諜や密かな警護なども担当するようになった。




「葉月、ちゃん?…………あぁ、あの時のままね。えぇ、真理よ」

「ちゃんと秋川流広域結界術“神域”マスターしていてくれたのね?じゃあ次は“聖域”を伝授してあげる」




マリア・フォーリン


 冒険者ギルドランクB+の王立地下図書館司書にして異世界日本ぜんせの秋川真理の記憶を部分的に受け継ぐ女性。秋川愛の前世での姉であり、今世でもアイシャ(愛)の姉である。

 秋川家に伝わる秋川流結界術を生前に完全会得しており、記憶を取り戻したことで条件さえ満たしていればこちらの世界でも使えるようになった。葉月に“神域”を習得させたのも彼女である。




「ちっ、あれだけ大口叩いてガキども相手に奇襲すら出来ないとはな。まぁどうせ捨て駒だ」

「くそっ、氷に光、更に風だとぉ?組織の諜報は何やってやがる!」




☆サンドラ・アーチボルティア


 高等精霊語魔術とミスリル銀製の片手武器、若しくはショートボウを容易く操るほぼ一流のエルフ族暗殺者。高度な薬物知識を持ち、だいたいの依頼を的確にこなせる男の娘にもなれる(=男女関係無く変装可能)彼が微妙な評価を受けている理由はまるで慢心の精霊でも憑いているかのようなタイムリー間抜けや、ポロリ失言が多い為で技術力は高いのにこういった失点で一流以上には決してなれない残念なエルフである。現在王城の耐魔術処理をした特別地下牢に投獄されて日々尋問を受けている……らしい。





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