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月光の姫と信望者たち  作者: 山之上 舞花
第1章 セリアテスと記憶喪失と王宮の人々
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兄話2-2 「オリガミ」教室

今、僕とシュレインは「カミヒコウキ」を教えている。

なんでこんなことになっているのかなと思いながら紙を折っている。

教えるのに忙しいのに、さっきから王子達がうるさくてしょうがない。


「それで、ミルフォード。セリアテス嬢の様子はどうなんだい」

「少しは歩けるようになったの」

「僕たちのこと何か言ってなかった?」


ああ、もう、この人たちは。

シュレインが僕の顔をチラリと見た。

他の方たちもちょっと呆れ気味だ。


「だから、王子様方。作り終わってからにしてくれませんか。作り方の説明をしながら、セリアの話ができるわけないでしょう」

「シュレインも作り方を知っているんだろう。シュレインに説明を任せればいいだろう」

「それじゃあ、手が回らないから二人で教えているのですがね」

「だけど、そろそろ、出来上がりだろう。話したっていいだろう」


ちなみにこの会話はカークライト様とだ。

気安く話しかけてくれるのはいいんだけど、周りのことを見てくれないから付いてる僕らが苦労するんだ。


「もう少しだから待ってください。それで、セリアが言うには、ここをこうすると長く飛ぶようになるそうです」


皆に折りながら説明する。


「形はこれでなくていいっていったよね。じゃあ、例えば、この幅を広くしてもいいのだろうか」

「はい。今、説明したのは基本の折り方だそうです。あとは、創意工夫をしてください。だそうです」

「創意工夫か。じゃあ、いろいろ試してみればいいんだな」

「そうですね。実際飛ばしてみないと、どれがいいのかわからないといっていましたね」


カークライト様を無視する形で説明をした。

出来上がった「カミヒコウキ」を持ち立ち上がる。

そして、人がいない扉の方に飛ばしてみた。

スーっと飛んでいく。

良かった。飛んでくれた。


「「「おお~」」」


どよめきが起こる。

他の方も出来た人から飛ばし始めた。

僕と同じようにスーっと飛んでいくもの。

飛ばずに落ちてしまうもの。

少しだけ飛んだものなど、様々な出来だった。

自分の「カミヒコウキ」を拾ってもう一度飛ばす。

うん。皆よりヒキョリがある。


「それで、ミルフォード様。セリアは楽しそうでしたの」


ローザ王女様が聞いてきた。

なんか、微妙な表情だ


「ええ。僕たちだけじゃなく、ビアンカやギルベルトとアマリアに丁寧に教えていました。聞かれたことに答えるのも楽しそうでした」

「そう、ビアンカとも」


あれ、ローザ王女様とビアンカって仲が悪いんだっけ?

いや、もともと、セリアとビアンカは仲が良くなかったか。

セリアの完璧ぶりに比べられるのを嫌がってそばにいたがらなかったんだよね。


「で、二人は仲良くなったの」

「う~ん。今までに比べたら話をしてたけど、ビアンカは最初戸惑っていましたし。仲良くなったのかな」

「ふ~ん」


ああ、ローザ王女様の機嫌が悪い。

なんで、ビアンカは親戚だよ。


「ほかには何かありまして」

「ほかには・・・ああ、ビアンカはセリアと一緒に勉強をすることになりました」

「なんですって!どうしてそんなことになっているの」

「いや、僕にもわからなくて」


親が決めたことだしと言おうとおもったら、立ち上がったローザ王女様に腕を引っ張られた。


「話を聞きに行くわ。付いていらっしゃい」


引きずられるように僕は部屋を後にした。

ローザ王女様の行動にみんな呆気にとられた顔で見送っていた。

もちろん僕たちのあとにマイン王女様がついてくる。

父がいる執務棟に入った所で、ローザ王女様は僕の腕を離した。


「上手くいったわね」

「はい~。おねえさま~」


えーと、何が?

わけがわからずにいる僕に王女様達はにこやかに笑った。


「うふふ。もう少し待っていてね。ミルフォード様。着いたら教えますわ」


僕は首をひねりながら王女様達のあとをついて行く。

父がいる部屋の前に来た。

王女は扉を叩くと返事も待たずに扉を開けた。


「フォングラム公爵はいらっしゃるかしら」

「お待ちしておりました、王女様」


父は恭しく頭を下げると。


「では、まいりましょうか」


といった。

部屋から出てきて歩き出した。

僕はただ、みんなのあとをついて行くだけだった。


今度は王妃様の私室に着いた。

王女様たちを見て、衛兵が扉を開けてくれた。

中に入ると王妃様がお茶の支度をして待っていた。

侍女はお茶をカップに注ぐと部屋から出て行った。


「よく来てくれたわ。フォングラム公爵。時間もないことですし、本題にはいりましょう」


あの、なぜ、僕もここにいるのでしょうか?



83話です。


ははははは、はあ~。

渇いた笑いしか出ません。


王子達~。


いや、これは、私が悪いかな。

王子達のかっこいいところ、まだ、出してないもんね。


ごめんね。王子達。

君たちは残念な子じゃないからね。

もう少ししたら、かっこいいところ出すからね。

それでセリアちゃんに惚れられるかは・・・。


えーと、補足、いきます。

王子達がセリアちゃんにああなったことについて。

前に、王子達の話を書こうとして、挫折させられたことです。


王子達はもともと、ローザ王女の所に来ていたセリアを見ていました。

言動が「おほほほ~」の「ですわ~」にひいてはいたけど、悪い印象は持っていませんでした。

倒れたセリアのことを心配して、ミルフォードに頼み、6日目の眠り姫のセリアをみています。

はい。そこで、第2王子と第3王子は一目ぼれしました。

第1王子は・・・弟たちの様子に面白がってましたが・・・目が覚めたセリアと会って、ニッコリ笑顔に陥落しました。


で、ああなったと。

初恋に舞い上がってます。


うん。こう書くと可愛いんだけどなんだかなぁ~。

まあ、今後に期待ということで。


それから、投稿をはじめてから丸3ヶ月がたちます。

自分でも、よく続いたなと、思っています。

これも、読んでくださる方がいるおかげです。

本当にありがとうございます。


それでは、次話で、会いましょう。


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