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月光の姫と信望者たち  作者: 山之上 舞花
第1章 セリアテスと記憶喪失と王宮の人々
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5-5 今日は眠る前に検証・・・なのかしら?

私は今、ベッドの中で目を開けています。

いつものように夜中に目が覚めたわけではありません。


あの後、ベッドの上で夕食を食べて、早々に寝てしまいました。

私が眠ったのを確認して、みんな部屋を出て行きました。


ですが、私は眠ったのではありません。

眠ったふりをしたのです。


今夜はあまり眠くありません。

どうしても、昨日からのことが気になって仕方がないのです。


まずは、アラクラーダ様の神子。

アラクラーダ様はこの世界を作られた女神、でしたね。

そして、アラクラーダ様に啓示を受けた者が現れ、その人のことを神子というと。

それから、その神子には不思議なことがおこるといわれていて・・・。


だから、髪の色が変わったり、魔力量が増えた私はアラクラーダ様の神子ではないかと思われている、と。

うーん。人格入れ替わりや、乗っ取りよりはいいような気がするけど、やっぱり神子はやだな。


でも、王妃様に聞かれて言った「自由に何も縛られずに生きてほしいと」のおかげで神殿に幽閉されることはなさそうだから、結果オーライかしら?


えっと、次は、ちょっとやりすぎたかな。

でも、でも、みなさまが悪いんだもん。

いくら報告義務があるからって、王女様達との会話まで、知ることはないじゃない。

あと、若いからってウルバーン医師に嫌な役目を押し付けることもないじゃない。


だけど・・・睨みつけたのは・・・。

みなさま、怯んでたよね。

あと、返事をしなかったのもまずかったかしら。

でも、言い訳させてもらうと身体を起こしてるのもつらかったのよ。

だから、返事をするのも、億劫になっちゃっても、仕方ないことよね。


あ、でも、王妃様に答えたから、いいのよね。

うん。いいことにしましょう。


そういえば、この国の力関係が分かった気がするわ。

王妃様、最強デスカ。

それとも、王様が・・・。

あ、いえいえ。うん。これ以上は考えちゃいけないわ。

下手すれば不敬罪になってしまうもの。


それから・・・彼女のこと。

いえ、「自由に何も縛られずに生きてほしいと」言われた時のことかしら。


彼女と兄は10歳離れていて、寮に入った以降は彼女と兄が会う機会は年に3回あるかどうかだったわね。

彼女の家は祖父の代までは堅実に暮らしていたんだけど、父親の代で会社をあくどいやり方で発展させていったのよ。

父親はひどい男だったわね。

子供、特に女の子は自分の手駒ぐらいにしかおもっていなくて。

だから、彼女の婚約が破棄されて、思いどおりに行かなかったから、ひどく罵倒したのよ。


その時に兄から言われたのは、

「家のことは気にするな。お前には政略結婚なんて向いてないんだから。それよりいい機会だから、家を出ろ。これからは自由にしていいから。いつまでも、あんなことに縛られずに好きにしていいんだぞ」

だったのね。

一応彼女なりに、家の役に立とうとおもっていたから、その言葉にショックを受けてたわ。

自分のことを役立たずだとおもって、兄のことを嫌いになって・・・。


おかげで、彼女は好きにできたのに・・・。


だめね。

このことは、どう、思ったって今さらでしかないのに。

私は彼女じゃないし、生きている世界も違うし・・・ね。


もうしばらくは引きずられるのかしら。


さて、次、次。

何があったかしら?


・・・・・・・


・・・・・


・・・!


そう、ゲームのこと!

昨日の夜は熱のためか、変な事考えていたわね。


一番好きなキャラがお兄様で・・・ああ、違うわ。

ミルフォード・カイセル・フォングラムが、彼女の一番好きなキャラだった、ということ。よね。


だから、私がミルフォードの妹に生まれたからって、嘆く必要はないのよ。


そうそう、昼間に思い出した、ゲームのストーリーよ。

魔法を極めることと、隣国によるヒロイン誘拐事件と、魔物の大量発生。


えっと、基本のストーリーは魔法学園の高等部に入学から1年間の話で、魔力量が多い庶民のヒロインが、魔法を極めながら恋をするって話だったわよね。

うん、間違いないわ。

魔物の大量発生は光魔法の・・・なんていったかしら。

テンプレの魔法名だったはずだけど・・・。

とにかく、その高位魔法を使えるようになると、発生したのよね。

で、ミルフォードを攻略対象にするには、ミルフォードを含めた討伐班で一緒になって(第2王子と一緒の班になればもれなく付いてきたのよね)、窮地に陥った所をその魔法を使ってみんなを助けるだったのよ。

それも、まだ、その魔法を使うには練度が足りなくて、ヒロインは生死の境をさまようってのがあって、この時一緒の班にいた攻略対象者の好感度がだだ上がりっていうおまけつき。

この時のムービーがすごくて、ネットですごく話題になったのよねー。


そして、ミルフォードが攻略対象になったあとの、隣国によるヒロイン誘拐事件。

これもね、ムービ-がね、すっごくきれいでね、それを見たくて、全キャラをやりまくってたのよー。

特にミルフォードが救出するシーンは言葉にできない位、かっこよくて・・・。


あら、何の検証だったかしら?



59話です。


今話は・・・パウル君よかったね。

セリアちゃんは君のこと嫌ってないよ。

あれは王命で仕方なく、だったとおもっているよ。


ということで、では、次話で。

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