表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/20

第四話


こんにちは、アルだよ!

季節はもう夏!

今が夏の一の月で、エルファ様が学園に行っちゃったのが春の一の月だったから、もう三ヶ月も過ぎたのかぁ……。

時間がたつのは早いね。


(捕捉※この世界の日付は、30日で一ヶ月で、それぞれの月に個別の名称はありません。三ヶ月ごとに季節で呼び分けます。一〜三月:冬、四〜六月:春、七〜九月:夏、十〜12月:秋。言い方は、こちらでいう四月一日の場合、「春の一の月の一日目」といいます。)


そして、嬉しいことに、エルファ様が帰ってきたんだよ!

夏季休暇って言うんだって。

エルファ様に会いに行こうって思い至った日から何回か会いに行っちゃってるけど、今回みたいにゆっくりできるのは久しぶり!

久しぶりにエルファ様が僕の毛をブラッシングしてくれたんだ。気持ちよかったなぁ…。


領地にも戻るんだって。僕も行くよ!

でも、この本来の姿じゃなくて、僕の権能で人化して、御者としていくんだ。特訓をつけてくれた執事長さんも、特訓の成果を見せてもらうよ、って笑いながら言ってたしなぁ…。

人の姿のときに、何人かの侍女さんにあったんだけど、みんな顔を背けたり、顔を凝視したりしてきたんだよね。エルファ様にも何回かあったことがあるんだ……けど、僕が居ることに気がついたら、顔をそむけて逃げちゃうんだよね……。悲しいな。


でも、領地に行くのはワクワクするなぁ!

お母様も領地にいたはずだし、なにより、自然がいっぱいだから、空気が美味しい! 精霊も多い!

精霊が多いってことはいい人が多いってことだし、魔法の補助もしてくれている精霊がいっぱいいるから、魔法も使いやすい!


むしろ、王都にあるお屋敷より精霊が多いから、こっちのほうが僕は好き!

王都全体よりも、こっちのほうが居るよ? って昔、公爵様に話したら、それは良いことだけど、他の人には絶対言ったらダメだよ? って言われたなぁ。

なんでだったんだろう?


まぁ、でも領地に行くのは今から楽しみ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ