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らくがき帳
短くなった赤鉛筆のお隣になった、白鉛筆が赤に声をかけました。
「君はいいなぁ、いつも沢山使ってもらって。ほら、ボクなんて」
白鉛筆に比べてずっとずっとちびている赤鉛筆が答えます。
「しゃーないやん、主はんのお帳面は白やねんから」
「じゃあボクはずっと使われないし、いらない存在だね」
「そら、ちゃうやろ。
大事やからお帳面も白なんやろ。知らんけど。
あ、主さんに呼ばれたさかい、行くわ。ほなまたな」
「行ってらっしゃい。
知らんけどか。ふふっ」
短くなった赤鉛筆のお隣になった、白鉛筆が赤に声をかけました。
「君はいいなぁ、いつも沢山使ってもらって。ほら、ボクなんて」
白鉛筆に比べてずっとずっとちびている赤鉛筆が答えます。
「しゃーないやん、主はんのお帳面は白やねんから」
「じゃあボクはずっと使われないし、いらない存在だね」
「そら、ちゃうやろ。
大事やからお帳面も白なんやろ。知らんけど。
あ、主さんに呼ばれたさかい、行くわ。ほなまたな」
「行ってらっしゃい。
知らんけどか。ふふっ」
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