表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
徒然なる何らか  作者: 如月ふたば


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/42

不完全な世界

わたしの想像した世界は完全だ

間違いなく完璧だ


見渡すかぎりに青々とした草原

雲ひとひらもない真っ青な空


ときおり吹く風は柔らかく

長い髪を少しだけ揺らしている


足元にあるのはたった1つの小さな花

名前も分からない、雑草のようにすら見える花


この花が更にわたしの世界を完全にした


ほら大勢の大人たちは嬉しそうに過ごしている

幸せそうにしている


ほら、わたしの世界は完璧だ


あの少年がこう言うまでは

「ねぇ、なんでここに一つだけお花があるの?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ