表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ますぷろ 〜ファンタジー世界で量産機しか乗れない俺だけど、プレイヤースキルで専用機やエース機や決戦兵器やドラゴン諸々全部ブッ飛ばす!〜  作者: 紫炎
第一部 強羅業の章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

237/283

023 最強を狩る者

(レーダーに反応が突然現れた? 手品の種はあの増設ブースターか。索敵できなかったのは機体出力を落としていたからで、その状態で使用不可能なフライフェザーではなくチャージ前提の増設パーツで急上昇したと。そして加速しながら機体出力を戦闘状態にまで戻してザイロを仕留めたわけだ。それに)


 ラガスは一瞬だけ雲の中にタレットドローンの姿があったのを確認していた。それは大きな銃器を背負った白いタレットドローンだった。

 そのドローンがオリジンダイバー『フレーヌ』専用武装のタレットドローン『シルフ』であることはラガスも知っている。

 なお、ガトリングガンはアーマーダイバーでは使用権限が必要となるが、オリジンダイバーやそれに属する機体ならば制限はない。


「先ほどまで持っていた武装をシルフに渡して囮にしたということか。小賢しい真似を」


 そう口にしながらラガスが動き出そうとする前に、オリジンダイバー部隊のひとりであるアスタが、ブルーバレットへと突撃していた。


『こいつぅ』

『ジャッキー流剣術『羽々斬』改』


 振り下ろされたアスタ機のメイスをブルーバレットは左の白牙剣で受け止めながら敵の攻撃の威力をそのまま利用して機体をその場でグルリと180度回転させた。そして頭と足が入れ替わる角度に到達するのと同時に、右の黒牙剣で無防備な脚部のフライフェザーを斬り落とした。


『我が翼を!? そんな』


 大元の由来を考えれば、羽々は大蛇を指す言葉ではある。けれどもルッタは文字通りの意味を被せていた。つまりはフライフェザーを斬ることを前提とした対アーマーダイバー戦を想定した技として完成させていた。また、そこに改をつける意味とは……


『タラちゃん!』

『キーーーーー』


 ガガガンッ


 一連の動作にプラスしてタラの全自動魔導散弾銃の連撃が加わったことを指していた。


『あ、うわぁあ!?』


 そして脚部のフライフェザーを斬られ、さらには重弾を三発喰らったアスタのオリジンダイバー『プリュネ』も竜雲海の中に消えていく。


『一瞬で二機のオリジンダイバーを?』

『……馬鹿な』

「馬鹿はテメェらだ。惚けるな。距離を取れ。近距離じゃあ機体性能差以前に手数で負ける」


 ラガスの言葉に二機のオリジンダイバーも慌てて動き出す。だがその動きは精彩を欠いていた。

 彼らとて当主候補。訓練も真面目に積んできたし、実戦も多く経験している……が、これまでの彼らは強者の立ち位置以外を経験したことがない。オリジンダイバー五機を相手に立ち向かってくる敵など、ランクA飛獣くらいしか知らない。

 けれども相手は、そのランクA飛獣を単独で討伐することができる極めて例外的な存在だ。故にこの状況はおかしなものではなく、その事実を知らなかった、あるいは信じきれていなかった彼らはそもそもの心構えが間違っていた。だからこそ……


『私たちはオリジンダイバーを操る最強の……貴様などに』

『駄目だサルー。コンビネーションで、ウワァア』

「チィ、ルッタ・レゾンッ」

 

 ラガスが愛機ノワイエの両肩にマウントしてあるシールドドローン『ゲンブ』を『四機』分離させてブルーバレットへと向かわせるがすでに遅い。


『反応速度が遅いなぁ。ラインさんの時にも思ったけど、オリジネーター以外が乗るとオリジンは、ただの出力の高いだけのアーマーダイバーだね』


 ゲンブの攻撃を交わしながら猛追するブルーバレットによって一機、また一機とオリジンダイバーが沈んでいく。そして残り一機だけとなったラガスはブルーバレットと対峙する。


「ルッタ・レゾンッ」

『久しぶり。ラガスさん。その鬼瓦みたいなの増やしたんだ』

「フン、こちらとて以前と同じではない。しかし、俺様を覚えていたか」

『そりゃあ、俺の初めての相手だったからね。しかもオリジンダイバー』


 そう返すルッタの声にはまだ余裕が溢れているように感じられた。


(四機とも沈んだ……か。まあ、良い)


 ラガスはそう心の内で断じた。

 相手が強いのは当然分かっていた。

 最初に対峙した時、あの時点ですでに互角。その後の活躍を耳にして、ラガスは彼我の差が広がることを懸念した。故に己の生命を顧みず、造魔人としての出力を上げたのだ。

 だから笑う。確かにルッタ・レゾンは見合った相手だった。いや、それどころか……と、口が裂けるほどに笑う。己を鼓舞するかのように強く笑みを浮かべる。


「ああ、そうか。嬉しいぞルッタ・レゾン。俺様も覚えているぞ。あの時の屈辱を晴らすために、お前を殺すために俺様はここにやってきた」


 猛り、咆哮する。そして己が敵を葬ろうと、ラガス・ヴェルーマンはオリジンダイバー『ノワイエ』と共にルッタの乗るブルーバレットへと計四機のゲンブと共に突撃していった。

パーフェクト・ノワイエ:

出力不足でオミットしていた残り二機のゲンブを付けた本来の姿のノワイエ。つまりは完全体。ラガスの造魔人としての出力が上がったために使用可能になった。

パーツ構成的にはサ◼️サリス風からクシャ◼️リア風になったと思えばオケー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ラガス以外は瞬く間に落とされちゃいましたねー 戦場が戦場だけに落としてもパーツは拾えないのが勿体無いですねー
たとえがわかりやすすぎる
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ