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え、これってフラグってやつですよね?

 アクセサリは消耗度とかないから、アクセ以外全部剥かれて全裸待機なキクノさんです。まさに紳士ですよね。まぁ、完全に全裸はさすがに規制的な問題があるからパンツ一丁ですがなにか!!!

 あ、マス○さんきた。武器だけだからそりゃ早いよね。防具のほうが直す種類多いし。


「アクセサリで蝶ネクタイとかニーソックスとか買ったほうがいいかな?どう思うよマーさん」


「なんか予備の装備着ろやこの露出魔」


「えぇー、パジャマしかないよ?」


「なんでパジャマ持ってんだよ!!ゲーム内で寝るつっても普通の装備で問題ねぇだろうが!!」


 はい、このゲーム宿屋でHPとMP回復出来るんだけど、わざわざ寝巻きにならなくてもモーマンタイなのよ!まぁ、そこまでリアリティ出すのもめんどくさかったんじゃないかな運営も。あと、パジャマは姉御のお手製です。くまちゃんかわいいよくまちゃん。


「だが断る!」


「ホント無駄なことにだけは突っ走るよなおめぇ・・・」


「褒めても何もあげないんだからね!にやにや」


「にやにやとか口でいうなや。そんなんだからPT組む仲間いねーんだろうがおめぇは」


「ち、ちがわい!このアッサスィーンウィザード様はソロ特化な職なんだい!!独りでも生きていけるもん・・・いける・・・んだもん・・・」


「お、おい・・・マジで泣くなよ・・・悪かったって・・・」


 ナイテナイヨ?ホントウダヨ?


「グス・・・それで、ちゃんと直してくれたマーちゃん・・・?」


「あ、あぁ・・・100%にちゃんと直しといたぞ。あとマーちゃんもやめろ」


「うるさいやい・・・人の傷口に岩塩塗りたくる野郎はちゃんでええんじゃ・・・」


「なんで岩塩なんだよ・・・」


「それだけうちの触れてはいけないダークな部分を抉ったんだよちみは」


 これだからツルピカは・・・人を労わるということを知らんのかねまったく・・・


「って、あれ、誰かすっげーダッシュでこっち来てるんだけど。怖いから隠れるね」


「そのレベルでこえーもクソもねーだろうが・・・」


 ちなみにLv89ってかなーり高い方ではあるんだぜぃ。どうだい?ワイルドだろぉ??とりあえず、チェイスウォークっと。


「もう消えやがったか・・・逃げる隠れるはホントはえぇよなおめぇは・・・」


 だまらっしゃい。隠密行動はうちの生命線なんじゃ。おっと、早速お客さんのお出ましかな。


「ハァハァ・・・、すまないマスラオさん。今マズいことになってて・・・早急に修理をお願いしたいんだが、エルメスさんはいるかな・・・」


 お、この人何回かこの店で見たことあるな。確か《エンチャントウィザード》のレナスさんだ。金髪碧眼のちっぱい美少女です!ハァハァとかなにそれエロイ。ちなみに《エンチャントウィザード》は名前からも分かると思うけど、エンチャント、武器や防具にスキルで付加効果をつけるのが主なお仕事のジョブですたい。ちなみにエンチャント特化なら《エンチャンター》だね。後ろにウィザードって付いてるから魔法攻撃もそこそこできますって感じだねー。・・・うちに魅了のエンチャントしてくれないかな。モテモテウハウハしたいお!!


「あぁ、エルメスは今別口の修理しててなぁ。まぁ、もう少しで終わると思うぞ」


「そ、そうですか・・・無理も承知でお願いしたいのですが、出来れば早めに・・・」


「エレメントリッチーが来てるからか?」


「ッ!?もう知っていましたか!!」


「あぁ、バカな客から聞いてなぁ」


 だれがバカだ、だれが。姿隠してるからって好き勝手いいやがって・・・


「魔獣の密林で狩りをしていたPTから情報があり、町にいる中、高レベルの人たちで討伐隊を結成し、私含め2PTで偵察に行ってきたのですが・・・ボスHPがまだ8割ほどあったのですが、なぜかもう怒り状態になってまして・・・」


 ・・・うち悪くないよね?いや、被害者だし。逃げなきゃ殺られてたし。てか、怒り状態ってHP5割切らないと発動しなかったような・・・まさか最後の捨て台詞でキレたとかはないよね?いやまてよ、特定の高レベルボスは確か特殊なAIになってて、HP半分にならなくても、条件満たすと怒り状態になるとか聞いたことあるな・・・まさか『戦闘中に逃走する』がキーワードだったか?・・・うん、捨て台詞に反応したとかより完全にありえる。


「まぁ、誰かはしらんがエレメントリッチーの怒り状態ワードに引っかかんだろうなぁ。誰かはしらんが。とりあえず運が悪かったな」


 オイこのハゲ野郎。完全にうちのこと疑ってるだろその言い草。違うからね?たぶん別の人だと思うよホント。


「おい、キクノ修理おわったぞ。・・・って、なんだいレナスちゃんじゃないかい。おたくも修理かい?」


「えぇ・・・エレメンタルリッチーの偵察隊に入ってたのですが、しっぺ返しを食らいまして」


「あら、それはご苦労様だねぇ~。今すぐ直すからちょいと待ってな」


「エルメスさん、先ほどスサノオさんにもお話したのですが、できればはや「早めにお願いします。だろ?」・・・えっ!?」


「お前さんも常連だからね。考えてることぐらい分かるさ。まぁ、その焦った顔見たら誰でもわかるだろうけどねぇ」


「す、すいません!無茶を言ってしまって・・・」


「お前さんは頑張り屋さんだからねぇ。・・・頑張りすぎなとこもあるから少し怖いけどね」


「え?」


「いんや、なんでもないさ。ほらすぐやるからそこでまってな」


「ありがとうございます・・・!」
























「すいません、お手数をおかけしました」


「いや、これが仕事だからねぇ」


「では、私は討伐隊に戻ります!」


「おう、いってこいや」


 レナスたんご退場ー。あの子頑張るわねぇ~まだレベル70台だったはずなのに。若いってすごいわぁ。


「おいボンクラ、いつまで隠れてやがる」


「誰がボンクラじゃい!」


 おいたんINしたお!!


「・・・で、たぶん怒りのトリガー引いたのはおめぇだろうと思うんだが、どうするよ?」


「え、いやいや、うちなわけない「あぁん!?」ヒィッ!ごめんなさいたぶんおいらが戦闘中逃走したのがまずかったかも知れないです!サーッ!!」


「しかもおめぇ、一直線でこの町に逃げてきただろ。怒り状態が解除されねぇで近くまできてやがるしな・・・お前をを追ってそのままこっち向かってんだろ」


 ・・・うわぁ、マジで?レナスたんやられたのうちのせい?いや、でも町に入ればモンスターってターゲットはずれ・・・ぁ、ボスモンスターは例外だったわそういえば。


「・・・サーセンしたぁああああああああああああああ!!!!!」


 これは素直に土下座ですお!!!マジごめんなさいですお!!!!


「・・・だったらキクノ、やることはわかってるね?」


「はい!もちろんでさぁ姉御!!」


「ほら、装備これで揃ったんだからとっとと後片付けしておいで!」


「ラジャー!」


 こうなったらやるしかないじゃんよ!!くっそぅ、予算は飛ぶが対強敵用アイテム達を使うしかないかね・・・























「・・・さて、いつもみたいにコソコソ活躍しておいで、《幻想の隠者》(ファンタジーハーミット)さん」

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