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※閲覧注意です。
下半身はソックス以外の衣類を身に付けていない状態になってしまった。お尻が丸出しである。
ものすごく恥ずかしい。宮園さんの前でこんな格好をしているなんて信じられない。
しかし、これがまた快感だった。いけないことをしているのに、それをやめない自分がいる。
今の私は宮園さんのペットだ。おトイレの場所もロクに覚えない駄犬を飼い主の宮園さんはちゃんと躾けるべきなのだ。
「みっともないわね、松浪さん。高校生にもなって何をしているのかしら」
宮園さんがお尻を叩いてきた。
ペチン! と大きな音が鳴る。
「うあっ」
思わず声を上げる私。予想以上に痛かった。
素手で叩かれただけなのに、痺れるような感覚が皮膚の表面に残り続ける。
それから宮園さんは私の湿ったお尻をゆっくり撫で始めた。
「んっ」
くすぐったい。
彼女の指先が触れる度、私はビクビクと身体を震わせる。
腰から下の力が抜けていく。膝がカクカクと小刻みに上下している。
机に寄りかかりながら立っているだけで精一杯だ。
「もう。びちょびちょじゃない」
私から脱がしたパンツを親指と人差し指でつまみ上げ、クンクンと匂いを嗅ぐ宮園さん。
彼女はしかめっ面をしながら、こう言った。
「臭くて汚いわね……。恥ずかしいでしょう、この歳でお漏らしなんて」
「恥ずかしい……です……」
「きっと身体と精神の両方が弛んでいるせいね。私がきちんと鍛え直してあげる。ちゃんと引き締めないと」
バチン!
再び強い力でお尻を叩かれた。
さっきよりもさらに痛かった。
「ひうぅっ」
痛い。でも気持ちいい。
この感覚は癖になりそうだ。
私は目を閉じた。机に覆いかぶさるような体勢でお尻を突き出し、脚を震わせながら宮園さんの次の一手を待ち続ける。
もっと叩いてほしい。そして、たまに撫でてほしい。
飴と鞭を巧みに使い分けてくれれば、快感が大幅に増加するだろう。
「ほら、反省しなさい」
ペシッ。
「はぁぁっ♡」
同級生の女の子にお尻を叩かれて喜んでいる。
私は本物の変態だ。
だけど、そんな変態である私を宮園さんは受け入れてくれている。軽蔑の眼差しを向けられて、とっくに嫌われてしまっていても不思議ではないのに、彼女はお仕置きに乗り気だった。
「まだまだいくわよ」
パン! ベシッ! ビチッ!
「ひうぅぅぅ!」
今度は三回続けて叩かれた。
連続ビンタの後、じわじわと痛みが遅れてやって来る。
「どう? 少しは効いた?」
ううん、まだだよ。もっと……もっと叩いてほしい。
こんなんじゃ全然お仕置きが足りない。
私は悪い子なんだよ? 反省しなくちゃいけないのに、内心では喜んでいるんだから。
「気持ち……いいよぉ……」
「気持ちいいですって? もしかして、お仕置きされて興奮しているのかしら。痛くて辛いはずのお仕置きで快感を覚えるなんて、とんでもない変態ね」
「はううっ!」
変態……!
確かに今、宮園さんは私に向ってそう言った。
妄想の中では何度もその言葉を浴びせられてきた。しかし、ついにリアルの世界で宮園さんから「変態」と罵られる時が来たのだった。
すごくゾクゾクしている。言葉だけでこんなに気持ちよくなるのは初めてだ。
今までのどんな妄想よりも効果は抜群だった。
「ちゃんと反省しなさい。この変態!」
バチン!
「んあああああああっ!」
罵倒とビンタのダブルパンチ。
興奮は最高潮に達した。
チョロロ……。
私は出し切れていなかった残りのおしっこを垂れ流す。
「え、ちょっと……。お仕置きの最中なのに何してるの? 松浪さん」
「ああっ……ああ……」
ビチャビチャと音を立てながら、黄色味を帯びた恥ずかしい液体が部室の床に広がってゆく。
醜態の上に醜態を重ねてしまった。まさに恥の上塗りだ。
今日の放課後は羞恥のオンパレードである。
「クスッ……。ホント、どうしようもない子」
宮園さんは私の無様な姿を見て嘲笑する。
私は更なる興奮を覚えた。
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