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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『悪夢の研究』と『今は無き国』  作者: 橋本 直
第八章 始まる非道なる事件の捜査

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第45話 慌ただしい出勤風景

「まーな。だからオメー等にはきっちり仕事をして……神前。食い終わったらすぐに出る支度をしろ!」 


 ランにそう言われて誠は我に返って立ち上がった。ランが何も考えずにここにいるわけではないことは誠も分かっていた。そのままトレーをカウンターに返すとそのまま食堂を出て階段に向かった。


「あら、神前さん。お食事は済ませましたの?」 


 階段では隣に従者のように西を引き連れて寮を案内させている様子の茜とラーナがいた。


「なんとか済ませました!すいません、急いで支度をしてきます」


 そう言って誠はそのまま廊下に出た。暖房の効かない廊下の寒さに転がるようにして階段を駆け上がり部屋に飛び込んだ。そしてそのまま衣文賭けにひっかけてあったジャケットを羽織った。


「おい!行くぞ!遅かったら置いてくからな!」 


 そんな誠とかなめの目があってびっくりして顔を上げ、彼女の額に頭をぶつけた。


「なんだよ痛えじゃねえか。もう少し周りを見て行動しろ!」 


 かなめに怒鳴られ誠はまだ自分が寝ぼけていることに気づいた。


「行くぞ!朝の時間は貴重なんだ」 


 カウラは素早く扉から身を翻した。誠は立ち上がってかなめ達に続いた。


「おう!それじゃあ行くぞ!」 


 ラーナに靴の準備をさせてランが待っていた。いつものようにその隣ではほんわかとした笑顔の茜が紫小紋の着物姿で待っていた。


「この車はこれ以上乗れねえぞ!」 


 かなめはそう言うが、誠はたぶんラン達は茜の車で出勤するだろうと思って生暖かい視線で機嫌の悪いかなめを見つめていた。いつも隣の砂利の敷き詰められた駐車場に停められているカウラの『スカイラインGTR』の隣に茜の白いセダンが停まっていた。


「どうした……乗れよ」 


 すでにランは茜のセダンの助手席から顔を出していた。


「ったく餓鬼が」 


 そう言いながらかなめもいつもどおり後部座席へ体を滑り込ませた。そしてそのまま伸びた力強い腕が誠を車の中に引き込んだ。


「はい!行きましょう」 


 助手席に乗り込んだアメリアの声で車が走り出す。狭い後部座席。かなめが密着してくるのを何とかごまかそうとするが、目の前のアメリアは時々痛い視線を送って来た。



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