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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『悪夢の研究』と『今は無き国』  作者: 橋本 直
第四十三章 かすかな希望が持てる話

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第198話 覗き趣味の連中

「覗きの依頼か?なんだよ趣味が悪いな」 


 二人の会話が気になって仕方のない島田に頼まれて普段は無表情なカウラも、あのうどん屋とかなめの会話が気になるようで、応接室に仕掛けられた隠しカメラの角度を調整する為に個人用の携帯端末を操作し始めた。


「部隊の部屋のすべてに隠しカメラとマイクを仕掛けた本人の台詞じゃないわねそれは。『綱紀粛正を計るために必要な処置』?何のことは無い、こういう時の為に使おうと思ってたんじゃないの?カウラちゃんもワルよね」 


 アメリアにツッコまれてカウラがにんまりと笑う。いつの間にかその周りにはラン、島田、菰田の姿があった。


「じゃあ付いて来い」 


 そう言うとランはそう言うと奥の階段を上り始める。誠もアメリアに引っ張られてその群れに従って歩いていった。


 いつもどおり忙しそうな管理部を抜け、嵯峨に呼ばれたのか隊長室に入る管理部部長高梨渉参事の呆れたような視線を無視して一同は第一会議室にたどり着いた。


「このモニターに映るんだな」


 島田はそう言うとモニターの電源を入れた。隊の各部屋の映像がすぐに映し出された。


「でも本当にこんなことして良いんですか?後で西園寺さんにバレたら本当に射殺されますよ。あのお姫様モードのかなめさんって切れると普段の百倍怖いんですから」


 誠はここでもいつもの弱気を発揮した。


「何言ってるの。せっかくのお客さんにあの暴力サイボーグが変なことしないか監視してあげてるのよ。逆に感謝してもらわないと。明日かえでちゃんが来るからその予行演習と言って縄で縛って、鞭を打ったりしたら大変でしょ?隊内でそんなことしたらランちゃんの責任問題になるわ」


 アメリアは相変わらずの良く分からない理屈で誠を説き伏せた。


「でも、しんみりとした話になりそうだな。ここまで来ておいてなんだが、やっぱりやめないか?」


 カウラはここで平静を取り戻してそう言ってアメリアをつついた。


「ここまで来て止められますかってええの!映ったわよ。ほら、かなめちゃんが見える」


 モニター一杯に応接室の様子が映り、そこにかえでと親父が向かい合って座っている様が見えた。



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