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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『悪夢の研究』と『今は無き国』  作者: 橋本 直
第四十二章 最後の敵を目の前に

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第192話 圧倒的な威力を前に

『やばいな。こちらは飛び道具無し。そして次々とさっきのような干渉空間を展開されれば……この周辺は数時間で廃墟になる。その前に仕留めないと……厚生局の連中が最後までここで決戦を挑めば勝てると踏んでいた理由はそこにあるのか……あの剣の威力。僕ほどでは無いが、この街を滅ぼすには十分すぎるもんな』 


 そんな誠の思いを理解したかのように再び干渉空間発生の感覚が誠を襲った。


 再び飛びのいてカウラの装甲車両の前にまで後退した。後ろには07式のパイロット確保の為に集結した東都警察機動隊がひしめいていた。誠はこれ以上下がることができないと考え直してダンビラを構えて目の前の肉塊に向き直った。


 緊張感は先ほどの07式を相手にしたときの比ではなかった。


 目の前の化け物は体を震わせ、その上空に干渉空間を展開しようとしているのが分かった。それもこれまで誠が数回しか展開に成功した規模のものを確実に複数展開しようとする気配を感じた。


『このままじゃやられる!どうする!僕はどうしたらいいんだ!』 


 次第に息が荒くなるのがわかった。背後に庇うものを背負って戦える相手ではないことは間違いない。こちらが捨て身で行ったところで勝ち目があるかどうか分からない。状況は最悪だった。


 肉塊は干渉空間を安定して持続させたまま、じりじりと誠との距離を詰めてきた。だが背後に無防備な機動隊員を背負っている誠はダンビラを構えたまま動くことが出来ないでいた。


 じっとにらみ合う時間ばかりが流れた。だがもはや目の前のかつて人間であったものにはすべてを破壊する以外の考えはないというように頭上に広がる干渉空間の転送先を考えているかのように見えた。



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