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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『悪夢の研究』と『今は無き国』  作者: 橋本 直
第三章 極秘法術研究施設

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第15話 予算無き部隊

「じゃあ、なんで菱川重工豊川に行ってるんだ?それこそ、姐御の機体が来るまで古巣で徹底的にしごいてもらった方がいいじゃねえか。どうせ東和国防軍のお荷物の東和陸軍教導隊……暇してるんだろ?姐御だってここと片手間でできたくらいだ。パイロットの三人をすぐに即戦力にしてくれって頼めばやってくれるんじゃねえの?」


 かなめもまたここで疑問を口にした。


「だから言ってるだろ?時間がねーんだよ、そんな基礎から仕込むような時間が。そこでだ。菱川重工には07式との次期東和軍主力シュツルム・パンツァーコンペの時にプレゼンテーションに使った最新鋭のシミュレータが有る。連中はそいつで訓練している。それこそ基礎を知らずに感覚的にシュツルム・パンツァーの操縦法が学べる画期的な奴だ。もし、05式が07(まるなな)式とのコンペに勝ってたらあれが全教導隊に配備される予定だったんだ。そうすればアタシの仕事も楽だったのに」


 ランはため息をつきながら現在の第二小隊の状況を説明した。


「でも隣の工場の最新鋭のシミュレータを使うと、なんでうちの予算が少なくて済むんだ?」


 予算の事に関しては一隊員に過ぎないかなめも良く分からないところだった。


「コンペで負けた時点で不良在庫になったこれらの資産を利用して連中は訓練を受けてるんだ。当然破格の値段で借りられる。世の中結局金なんだよ」


 子供のような姿のランが言うにはあまりに世知辛い話に誠は絶望した。


「でも、連中の成長速度は本当にはえーな。今の時点ですでにここに来た時の神前のレベルを超えてきてる。予定ではあと二週間はあそこで訓練を受けてもらうことになってるが、その時には神前の今のレベルに追いついているだろーな。神前、うかうかしてられねーぞ」


 ランは笑顔で誠を見つめてきた。


「僕は僕なりに頑張ってるつもりなんですけどね……才能の違いでしょうか」


 誠は照れながらそう言い返すしかすることが無かった。



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