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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『悪夢の研究』と『今は無き国』  作者: 橋本 直
第三十章 司法局本局にて

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第147話 迫るタイムリミット

「厚生局の連中の技術。あそこは保健衛生が本務の組織だ。そこが開発した技術ってことは自分で使うつもりはねえんでしょ?おそらくどこかに売り込みに動くにしても、しばらく大人しくして置いて研究規模を縮小して我々から隠れるとしてもこの数日間で厚生局の尻尾を掴まないと……」 


「綺麗に闇に消えて終わり。実際、隊長の所にも政治的な圧力がかかり始めたって上からも聞いてるからな。幸い同盟機構から直接じゃないと言うことが唯一の救いか。どんなお題目を掲げた馬鹿の仕業かはアタシにゃー分からねーがフェイドアウトについてはこの一連の事件を仕掛けた人間の筋書きだろーな。妨害かデモンストレーションか知らねーがあの三人の法術師の飼い主もそれを見込んでるだろうな。事実あの事件以来法術師がらみの事件は東和じゃあ一件も起きてねーし」 


 そんなランの言葉。茜は苦い顔をしながら箸を休めていた。


「いいんですか?それで。今回の主犯は厚生局だ。どのレベルの指示かは分からないが厚生局の関係者が違法な実験をしている。役人がおかしなことをしてるんですよ!同じ役人として黙って見ている訳にはいかないでしょ」 


 島田がそう言うとランはきつい視線を彼に投げた。


「今、証拠の分析を行っているのは東都警察で……」 


「なんですぐ重要な資料を渡したんですか!もし厚生局に内通している人間が東都警察内部にいたら!」 


 立ち上がった島田の肩をかなめが叩いた。


「落ち着けよ」 


 島田はそれに従うようにしてゆっくりとソファーに腰掛けて一度伸びをした。


「なあに、動く時がくればどこよりも早く動いて見せるさ。なー!」 


「そう言うことですわね。しばらくはその時の為に英気を養うべきときですわよ」 


 ランと茜の含みのある笑みにようやく安心したのか、島田はめんつゆを手にすると次々と蕎麦をたいらげはじめた。



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