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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『悪夢の研究』と『今は無き国』  作者: 橋本 直
第二章 法術暴走事件

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第10話 私服での出発

「そしてもう一つの手がかりがあるのですけど……ご覧になります?」 


 一口茶を啜った後、茜はさっと立ち上がった。さすがにこうなってはプラモデルを作るよりも全員の興味は茜の手がかりと言う言葉に集まっていた。


「テメー等、私服に着替えろ。でかけんぞ」 


 ランの言葉に誠達は困惑した。思わず誠とカウラは顔を見合わせた。


「その薄汚れた格好で東都警察に行くつもりか?恥ずかしい奴だな。司法局の面汚しだ」 


 そんなランの言葉で誠達は自分の格好に気がついた。エプロンやジャージ。袖に染み付いた塗料。どう見ても私服と呼べる状況ではなかった。だが一人ニヤニヤしている人物がいた。


「じゃあ、中佐殿はなぜ司法局の制服で行くのでありましょうか?東都警察の本部に司法局の制服を着て顔を出したら相当嫌な顔されますよ。同盟司法局と東都警察。所轄が同じだけに連中はアタシ達の事を良く思ってないですから。下手に連中を刺激することにはなりませんか?」 


 そんなかなめの一言にランが明らかに不機嫌になった。


「仕方ねーだろ!アタシはこれを着てねーと子供が紛れ込んだって追い返されるんだから!それにこれは仕事だ!あっちも好き嫌いでアタシの相手をするわけじゃねー!」 


 予想通りの回答に誠は苦笑したがその姿をランに見つかってにらみつけられた。


「それとちょっと……」 


 渋々外出の準備に取り掛かるかなめ達を見送った茜が誠の耳元に口を寄せてきた。


「神前さんはお父様からいただいた刀を持っていらしてね。少し必要になるかもしれませんの」


 そう言って茜は微笑んだ。突然の行動にかなめは殺気を帯びた視線を茜に投げた。


 遼州独立の英雄が振るっていたと言う伝説の剣『バカバの(つるぎ)』。その剣は今は誠の手元にあった。


「部屋にありますから!取ってきます!」


 誠は逃げるように食堂を脱出した。誠は刀をわざわざ警察に持っていく理由を考えてみるが何一つ思うところはなかった。 



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