その67、大ムカデの正体
昨日、体調不良で更新できませんでした。
本日2回やります。
この時、だった。
いきなり、地面が揺れて、わたしは転びそうになる。
何とか鉄塊を軸に、その場へふんばった。
「なんだあ……!?」
わたしが叫ぶと、突然トンネルから何かが飛び出してくる。
長い体を持った、でかいもの。
「ムカデじゃ!!」
タベルナが叫んだ。
なるほど……。確かにものすごい大きなムカデの化け物だが出てきた。
ギチギチと巨大なを顎を開閉させながら、怪物は迫ってくる。
「ぷっしゅ、ぷっしゅ、ぷっしゅ!!」
力士が突っ張りの衝撃波をボコスカ放っていく。
それは全てムカデの体にヒットするが、相手は揺らがない。
「おりゃあああああああ!!」
今度は角刈りが、赤いモンスターをひっ捕まえて、砲弾のように投げる。
大ムカデは長い胴体をしならせて、それを弾き飛ばした。
「どすこい……!!」
しかし、隙のできたムカデの胴体へ、わたしはフルスイングで鉄塊をぶつける。
ボコンと表面がへこみ、きしんだ音をたてた。
「こいつ……生き物じゃない?」
殴った感触を確かめながら、私は首をひねって言った。
「なんじゃと? まさか、確かに生き物の波動が……」
「でも、こいつまるで鉄だよ!?」
否定するタベルナに怒鳴りながら、わたしは鉄塊でボコボコ殴り続けた。
どんどんへこみ、ついには砕け始めるムカデの体。
と。
いきなり、ムカデの胴体が二つに割れた!?
違う、三つか!?
砕けた真ん中あたりの部分が放り出され、残った部分が再びくっつく。
当然ムカデの体は短くなるわけだが……。
その後ろに、赤いモンスターが飛びついて――
「あ」
何と、ムカデの尻尾に変形してしまった。
「……これが正体!?」
迫るモンスターを蹴飛ばしながら、ドラコが言った。
つまり……。
大ムカデは複数のモンスターの合体した姿だったわけだ。
「まるで合体ロボットだ……!」
どっちかというと悪役みたいなデザインだが……。
「おらあああああ!!!」
ともかく、わたしは鉄塊を振るってムカデをぶっ叩く。
正直、ちょっとだけ快感になってきたかも。
フルの力で馬鹿でかいものをぶっ壊すってのは……いい。
「いくら、胴体をぶっ壊しても同じですねえ!!」
補佐をしながら、1号が叫ぶ。
「ってことは……!?」
わたしはムカデを睨みつけた。
「力士! あいつを少しだけ押さえつけて!!」
「うっす!!」
わたしの命令に、力士が魔法のリングを無数に飛ばした。
リングはムカデの体中に飛んでいって、動きを封じていく……。
応援をば待っています!
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