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66/82

その66、赤いモンスターは頑丈である


ミスで前回完結済みになってました。

まだ続きます。








「あいつらか……」


「見たことないモンスターだなあ……」


 わたしたちは影に隠れながら、そっとトンネルの様子をうかがっていた。

 ドラコは赤いモンスターを見て、首をかしげている。


「オークじゃないし、オーガでもない……。ゴーレム? いや、まさか……」


「おい、蛇妖精。あんなのいたのか?」


「見たことないな……。しかし、どうもあの大ムカデと似た気配がしよる」


「すると、子分? 子供じゃないよな?」


 赤いモンスターは後ろ足で立って歩き、人間みたいな体格だ。


「あいつらをやったら、ボスが出てくるか?」


「ダンジョンだったら、中に潜るしかないんだけどなあ」


 わたしたちは少し考えた後、


「ともかく、仕掛けてみるか」


 わたしはそう結論して、召喚戦士たちを呼び出した。


「なんか久々の出番ですねえ」


「腕が鳴る」


 1号と角刈りを先頭に戦士たちはトンネルへと向かっていく。


 当然すぐに発見され、赤いモンスターたちは殺到してきた。

 わたしは、鉄塊を構えて待っている……。


「おら!」


 1号が手当たり次第に蹴り飛ばしていく。


 しかし、


「頑丈ですねえ!?」


 岩も砕く1号の攻撃が、モンスターには効かない。


 いくらやられても、すぐ立ち上がってくるのだ。

 あちこちで戦士とモンスターの乱戦、乱戦。


 やられこそしないが、いくら攻撃されても向こうは平気。

 なので、次第に敵の数が増えてきた……。


「あいつらすごく硬い。というか、何か変だ」


 ドラコは剣を抜きながら何か納得できない様子。


「まさか、ゾンビじゃあるまいな?」


「ゾンビならあんな頑丈じゃないよ」


「なるほど」


 言いながら、わたしも飛び出していく。


「おらああ!!」


 そして、鉄塊を思い切り振った。


 赤いモンスターは……――


 手応えは重かったけど、ボカンボカンと面白いように吹っ飛んでいく。


 しかし、あちこちひしゃげながらも、モンスターは立ち上がった。

 中には動きが鈍いのもあるけど。


「この野郎!!」


 わたしは一体を、動かなくなるまるでぶん殴った。

 文字通りぺっしゃんこになり、血が装甲から流れる。


 その時、


「臭っ……!?」


 ドラコが叫んだ。


「こいつらの血、油みたいな臭いがするよ!」


「え?」


 言われてみれば。

 モンスターの体液は、まるで機械油みたいな悪臭がするのだった。


 すると、まさか、こいつらは……?






応援、お待ちしてます!!





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