その59、マイア山の討伐をどうするか問題
なんとか完結だけはさせたい所存……。
「お礼とな」
「うん。個人的に出せるお礼。それがあれば、ユウも腰上げるかもよ」
「むむむ。で、では、一晩夜伽を……」
「いらん。わたしにそっちの趣味はない!」
わたしは即座に否定した。そもそも相手は蛇である。嫌だ。
「なんだ、そうだったのかえ」
タベルナはちょっと安心したような顔。
そんな態度するなら、最初からアホなこと言うな!
「では、毎年酒を樽で……」
「別に。それほどお酒好きじゃないし――」
「なんじゃと。お前、変わっとるのう」
「余計なお世話だ」
わたしが怒鳴ると、タベルナはムムッとして、
「全部山に置いてきたが……。もしもマイア山を取り戻してくれたら、何割かお礼に差し上げようぞ。どうじゃな」
「それって、何よ」
「うむ。古い骨董類や昔の金貨銀貨などじゃなあ。あんまり数はないが……」
「骨董ねえ……」
「年代は保証するぞよ」
「そういうのを、よくわかんないしなあ。誰か鑑定してくれればいいけど」
「ああ、それならタフトさんが良いんじゃない?」
ウィンがポンと手を打って提案してきた。
「おお、褐色美女の」
「その言い方なんかスケベくさいねえ。女の子なのに……」
女でも、あのボディはスケベだと思うがな。
巫女姉妹よりも重量があって迫力があるのだ。
「あなたが頼めば、OKしてくれると思うよ」
「しかし、二束三文だったらやだなあ?」
「なんじゃと。わらわの財宝を馬鹿にするのか!?」
「推測だよ、ただの」
蛇の舌を突き出して怒ってくるタベルナを、わたしはぐいと抑えた。
「ふむ。でも、このメリジューヌはワームになった時けっこう強かったんでしょ?」
「まあね」
ウィンの質問に、わたしはうなずく。けっこう手こずった。
「てことは。その追い出したムカデはもっと強いってことだよね? とすれば、それだけ強いモンスターを倒せればレベルも……」
「おお、上がるか」
「うん。きっとね」
なるほど……。レベル上げのためということなら、悪くはないか。
「あと――」
ウィンは少し意地悪い顔になって、タベルナを見る。
「どうしても足りなければ、体で払ってもらえば?」
「だから、そっちの趣味はないって」
「そうじゃないよ」
否定するわたしに、ウィンは手を振った。
「ワームの角や鱗は回収したんでしょう?」
「ああ、あれか」
と、わたしは思い出す。
「そのうち報せが来るだろうけど、ギルドに売った分が払われると思うよ」
アドバイス通りに行ってみたところ、ワームの素材は高値で売れていた。
しかも蛇妖精でもあるわけで、希少価値ありと。
どうか完結まで、応援のほどよろしくお願いいたします!!




