その52、追跡開始・妖精の道を発見
完結まで持っていきたいと思ってます。はい。
「なんか策はないかな?」
「あるデス」
「おおー」
力士の返答にわたしだけではなく、みんなが声をあげる。
「まずは、この荷台に印をつけるデス」
と、力士は魔法陣で何かを荷台に書き込む。
その文字みたいなものはすぐ消えてしまったが――
「これで、いつでも荷台に戻れるようになったデス」
「ほうほう」
「で、さらに心配なら召喚戦士を何人配置しておくといいデス」
「なるほど、戦士からわたしに連絡が送れるから……」
「うっす。必要な時は呼べばOKデス」
「よっしゃ!」
そういうわけで、何人かの召喚戦士を呼び出し、荷台を警護させておく。
「……うわあ」
「全部こんなんなんだ……?」
まあ、もっこりパンツの戦士たちはあまり評判良くなかったが。
ともかくだ。
急いでワームを追わないと、ドラコが心配だしな。
わたしは2体のポポバワを召喚士て、力士と共に飛び乗る。
「先導するデス」
前を、力士の乗るポポバワが飛び、わたしはそれを追う。
草原を越えたところで、森の入り口。
そこにポポバワは着陸した。
「こっちから気配が続けているデス」
力士はドスドス歩きながら、ある場所を指す。
そこには――
「キノコ?」
色とりどりの、食べるとやばそうなキノコがはえている。
が、奇妙なことに中心部は何もはえていない。
キノコがリングを作っているような形だった。
「どうやら、ここから出入りしているようデス」
「うーむ……。するとこれが噂の?」
「妖精の道、デス」
「そうデスか……」
わたしは応えてから、
「で。いけそう?」
「うっす……」
ちょっと弱気な返事をして、力士は手をリングへ突っ込んだ。
力士の手が、ズボッと地面を突き抜ける。
「ちょっと無理デス」
「無理かあ……」
「はい。このままでは」
「ん?」
「妖精に擬態すればどうにか――」
「いけるってか?」
「うっす」
「……じゃあ」
いくか、ということになった。
しかし『擬態』って何なのさ。
まさか変装でもするのか、と思っていたら…………。
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