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その42、酒には税金がかかる


なにやら不穏な空気の税金。







 鎧を整備に出して、できあがるのを待っている間――


 わたしは街をぶらつくとが多くなった。


 まあ、ここはオフの時することがない。

 酒飲んで寝るか、風呂くらいのものだった。


「そういやあ、服もなあ……」


 召喚の時着ていたものはとっくに着れなくなっている。


 モンスター討伐のことを考えると、オシャレよりも機能性、頑丈さを重視。


 上級階級用の服飾店なるものは……。


 あるけど、ちょっと敷居が高い。

 どうせ着るのは、この無駄にマッスルになってしまった肉体である。


 あんまり着飾ってもな……と思う次第。


 どうせ金を出すなら、機能優先のものをまとめて作っておいたほうがいい。


 これは、ウィンの助言である。


 わたしと違って、巫女姉妹はどこに出しても通じる美少女なのだから、


(オシャレしてもいいと思うけどな……)


 そうは思うけど、今は金を貯めるのが優先だとか。

 どうやら実家の神殿を再建したいようだ。


 わたしも資金援助を申し出たが、


「こればっかりは自分たちの事情だから」


 と、ウィンに辞退されてしまった。


 再建は早いほうがいいと思うのだが。まあ、余計なことなのかもしれんけど。


 散歩している途中、腹が減ってくる。


 そろそろ、お昼時か……。


 わたしはなじみになった酒場兼食堂に足を向けた。



 おや……?



 見ると、店から数人のややお堅い感じの服装をした人間が。


 どうやら役人らしいけど、地元の人間ではなさそうだ。

 雰囲気とか、顔つきが違う。


 役人が去った後、店主が渋い顔で出てくる。


「あ、マッスルさん……」


 ……また呼びが変わっていた。


 パンツだの変態サモナーから、マッスルとか何とか……。

 もうどうでもいいけどな。


「今のは?」


「ああ、王都から来た役人だよ」


「王都って……王様のいる?」


「今度新しい税ができたんでね。その指導だか何だか、要は袖の下をたかりにきたわけ」


「ふーん?」


 異世界でも、税金ってのはついて回るのか。


 世知辛いね。


「値上げでも起こるのかな?」


「というか、酒に税金がかかるそうでね。売り買いするのに金がかかるようになった」


「すると……」


「作っても勝手に売ると金をとられるってわけ。作るのもダメ」


「ふーん……」


 そうなると、このへんではきついだろう。


 ここらでは、一般家庭でも酒造をしている。

 出来の良いものは店で売ったりしているが、それがダメになるのか。


 わたしはそんなに酒が好きじゃないからいいけど。


 地元のオッサンは水代わりに飲んでいるらしいからなあ。

 規制されたら不満が出るだろ。







なにとぞ、ブクマや評価ポイント、お願いします。

ちょっとアレしてくれるだけで助かる者も!!




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