その39、のんびり休暇を浴場で
温泉回ならぬ銭湯回です。
「おお、重装召喚士だ」
「あれが例の……」
「ペルーダを肛門突きで倒したってさ」
「屈指のパワーファイターだな!」
「……」
タフトの護衛と、偶然からやったペルーダの討伐。
それから帰った後、わたしの呼び名はまた変わってしまった。
否。そればかりか――
『レベル:35 HP:400 MP:0 スキル:召喚魔法』
「とうとうHRですよ! SRまでいけますよ!!」
ギルドでは受付に喜ばれてしまった。
まあ、あれだ。それはそれでいい。
聞けば普通人……というか、異世界召喚ではない、現地人?
それはSRまで行くのに10年20年かかるという。
また召喚された『勇者候補』でもSRで打ち止めという人間も多いそうだ。
「やっぱり才能の限界?」
「というか、精神の問題でしょうかねえ」
「?」
「ある程度まで行くと、それ以上レベルを上げていこうというモチベが消えるみたい」
「ふーん」
「それよりも守りに入るようになるみたいです」
「それはわかるかも……」
「まあ、それだけならいいですけど、色々と問題をね……」
「ははあ……」
召喚戦士が再起不能にした、あのオッサンとかか。
女の子に手を出したり、場合によっては人妻にも――
そういうことで、色々怨みを買っていたようだ。
「ギルドの依頼にも、そんなに真面目じゃなかったし……」
なるほど。それは嫌われる。
「とはいえ、SRランクは貴重ですから、無下にもできなかったんですけど」
「ふーむ」
「ま、そういうわけで報酬です」
今回もまた、どっちゃりといただいた。
この街の物価からすると、かなりの大金だ。
で……。
(ひと仕事終わったわけだし、ちょっとリラックスするか……)
ということに。
街の大型公衆浴場で、昼間から汗を流してのんびりと。
浄化魔法は便利だが、やはりお風呂は快楽である。
特に、でっかい湯船にのんびりつかるのは良い。
「良いお湯ですね」
「ええ……。……え?」
応えてから、わたしはちょっと驚く。
褐色の美女がわたしの隣でくつろいでいた。
なんと、タフトである。
「報告書も提出して、今日はお休みで」
と、美女は語った。
うーむ。
半裸はあのペルーダ騒動で見たが、バストがでかい。お尻が立派。
何とも迫力のあるボディなのである。
これで肥満という印象が全くないからむかつく。
投稿開始から半月経過。
まだまだいきます。
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