その38、ペルーダは村の名物
前夜間違えて今日も午前分を投稿してしまったので……
今回は午後だけで。
「ぎゃわあああああああああああああああああんんん!!」
その途端、ペルーダは絶叫した。
なんともはや、ものすごく耳障りな声……。
かと思うと。
ペルーダは全身を痙攣させた後、長い舌をだらりと伸ばして、動かなくなる。
……。
「ど、どうなった?」
「死んだようだな」
角刈りがでかい怪物の頭をペチペチ叩き、うなずいた。
「やった……」
そして、みんなが歓声をあげる。
わたしはやれやれと尻餅をつき、息を吐いた。
「ああ、これは肛門に突き刺さってますねえ……」
1号は苦笑しながら、長槍を見ている。
偶然なのだが……槍は思わぬところを貫通してしまったようだ。
確かに、こうなればたまらんだろうな。
「いやはや、すっげえきつかったですねえ……!」
1号は伸びをして、深呼吸する。
見れば、戦士たちはみんな傷を負っていた。
「いけん……! みんな手当を…………」
「魔法空間で休めば回復しますねえ」
1号は軽く手を上げ、笑いながら言った。
「でも、すげえきつかったから、ちょっとだけ時間かかりますねえ」
「そうか、みんな……ありがと」
「なんの」
そして、1号や角刈りをはじめ戦士たちは送還。
「ところでこれ、どうする?」
肛門に槍の突き刺さったペルーダを指し、わたしはみんなに言った。
「ユウが退治したんだから、持って帰れば?」
ウィンが言うけど、
「んー……」
いつも魔法空間にしまってくれる戦士を先に返しちゃったしな。
ふむ……。
「よし」
わたしは座ったまま膝を叩く。
「じゃあ、これ村に引き渡すので、好きなようにしてください」
「ええ?」
「いいの、せっかく討伐したのに……」
「討伐には二人の、っていうかみんなの協力ありきだし。あ、タフトさんもありがと」
やってきたタフトにも、お礼を言っておく。
「これは比較的珍しく、討伐もしにくいモンスターですよ。素材もかなりの高額に……」
「やあ、いいっていいって」
「でもとどめをさして、戦士を召喚したのもユウだし」
「二人には色々世話になってるし。二人の故郷だから、ね」
申し訳なさそうなウィンに、わたしは肩を叩いてやる。
「そっか」
「うん、そう」
ま。
こういうことで、一件落着となった。
「村の名物として、ずっと取っておきますよ!」
と、村の人は言っていたけど……。ペルーダを剥製にでもするんかね?
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