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その34、ホッとした後で大惨事――ピンク色の


主人公は色々無視されることも……。






「死体は魚やらが処理するとして……宝箱は村で回収すればいいでしょう。何があるかは知りませんが、いくばくかのお金にはなるかと」


「まあ、臨時収入ってところか……」


 タフトの意見に、ウィンはため息。


「こんだけ大きな湖があるけど、何か使えないかな。魚を売るとか」


 わたしが何気なく言うと、


「最近は海の魚があちこちに流通するようになったからね。魚もあんまり売れないんだ」


 と、ウィンは苦笑した。


「ここならではの、名産があればいいんだけど」


「ありますか?」


「ないねえ」


 やっぱり、ないのか。

 ちょっとしたアイデアで大成功ってわけにはいかんのな。


 そして、わたしたちは村に戻って休むことにした。


 タフトは現状を村長へ報告。

 巫女姉妹も、挨拶がしたいからとそれに同行していった。


 わたしはすることもないので、木陰でのんびりすることに。


 やれやれ。


 ドタバタしたが、どうにか手早くすんだかな……。

 そう思い、少しウトウトしかけた時――


「むん……?」


 何か、気配のようなものを感じて、わたしは起きてしまった。

 不穏な空気というか、そういうものが背中にビリビリくる。


 悲鳴が、聞こえてきた。

 湖の近くからみたいだ。


 なんじゃら、ほい――とわたしは1号を呼び出して、あわてて走る。

 走っていくと、何やらでかいものが陸地に上がり込んでいるようだった。


「モンスター!?」


「ですねえ……!」


 湖から少し離れたあたりに、でかい頭のモンスターがはっている。

 頭は毒蛇そっくりだが、ずいぶんとでっかい。

 全身は針みたいな毛におおわれて、尻尾は蛇みたいだ。


「どっから来たわけ!?」


 驚いていると、さらに驚くものを見る。

 怪物は長い舌を伸びして、獲物らしきものを空中に釣り上げていた。


 それは――


「ありゃまあ……」


 巫女姉妹と、タフトだった。


 何でか半裸になった3人を、怪物のぬるぬるした舌が捕まえている。

 というか、舌が這い回っているわけで。


 ヌメヌメヌメ、と。


 そりゃもう、若い乙女の柔肌を文字通りなめまわしている。


 実に、けしからん。

 色んな意味で。


「って。……いや、エロアニメかよ!?」


 ハッとなったわたしは思わずつっこんだ。


「ユウ! 見てないで助けてよーーーーー!!」


 粘液だらけのチェスタが半泣きで言っている。


 姉のウィンは気丈にも抵抗を続けているけど、意味はなさそう。


 で、タフトは……。


 褐色の肌があらわになって……かなりお尻と胸が大きい。でかすぎ。








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