その30、水中からダンジョンへ侵入
ダンジョンへの侵入……!
「うーん……」
一体どういう風に行くのか、と思ったが。
私たちは透明な大きい球に包まれ、湖を潜っていた。
周辺に明るい光の玉が複数囲んでいる。
「こんな便利な魔法があるんですねえ?」
「でも、あまりスピードも出ないですし、襲われたら反撃しにくいのです」
タフトの言う通り、確かに球の動きは緩やかだ。
そして、前を泳ぐのはロン毛である。
こいつは水中でもぜんぜん呼吸が可能らしい。
しかもイルカみたいに機敏なのだった。
「……出ないですね、モンスター」
潜水を開始してからしばらくたつが、割と平和なものだった。
「弱いモンスターは、この光玉で追い払えるんです。ですが」
「強いモンスターはそうはいかない、と」
「ええ」
てな会話をしているうちに――
「……来ました!」
タフトが言った。
水中を、巨大な影が横切り出す。
「ギルマン!」
ウィンが叫んだ。
なるほど、魚人間の怪物がウヨウヨ出てくる。
「……ロン毛!」
聞こえているのか、いないのか?
ロン毛は縦横無尽に動き出した。
ギルマン以上に速く泳ぎ、何をどうしたのか、次々に怪物は沈んでいく。
全て片づくと、ロン毛はこっちを向いて親指を立てる。
「強いですね……」
やはり淡々とした声でタフトは言う。
「……あははは」
その後、モンスターも出ることはなく、わたしたちは目的地へ。
「あれか……」
なるほど、湖底に巨大なダンジョンの入り口があった。
「あれだと、ダンジョンは水没してるんじゃないの?」
「いえ、全てのダンジョンは異なる空間につながっていますので」
「なるほど。関係ない……と」
入口は大きく、球に入った状態でも全員一気に入れた。
ダンジョン……。
考えてみれば初めての侵入だなあ。
「おお、広い……」
中はかなりでかく、広い。
天井も高いし、横幅もかなりのもんだ。
そして、
「明るい……?」
天井に、何か照明のようなものが規則的に並んでいた。
おかげで暗闇に放り込まれることはないのだが……。
何だかなあ?
いかにも人工物っぽいけど、こんなのが自然発生するのか?
「で、これからどうするので?」
「どうやら、まだ成長段階ですが……かなりの高レベルになるでしょうね」
成長ねえ? ダンジョンがでっかくなるのか?
10日目も無事クリアしました!
今後のためにもぜひご意見ご感想お願いします!
ポイントをいだたくと非常に励みとなります!
是非!!




