その23、ムキムキの角刈りさん
凶暴なドラゴンにチートな召喚戦士たち……!
「ほあーーーーー!!」
叫び、1号がジャンプ&キック。
横っ面を蹴り飛ばされ、ドラゴンは揺らいだ……。
「グルルルルル……!!」
だが、ダメージらしいものはないのか、あるのか?
すぐに首を向けると、1号に噛みつこうとする。
「ほう!!」
1号は跳躍し、すばやくドラゴンに飛び乗った。
「ほたたたたた!!!!」
そのままパンチを背中に打ち込みだした。
「ほあたたたたたたたたたたたた!!!!」
そのしつこいこと、しつこいこと。
ドラゴンは鬱陶しそうにするが、背中に張り付いた1号はどかない。
って、見てる場合じゃないな。
「召喚! 召喚! 召喚! 召喚! 召喚!」
わたしはどんどん戦士を呼び出していく。
どこまでできるか? できるまでだ。
召喚戦士たちは雪崩のようにドラゴンへと押し寄せる。
「ごああああああ!!!」
気づいたのか、ドラゴンは口を開けて吠えた。
口の中が赤く輝いていく……?
ブレスか!!
吐き出される火炎を避け、戦士たちは横からドラゴンに飛びかかっていった。
「せいやああああ!!」
「ぜいやああああああああ!!」
「とりゃああああああああああああああ!!!」
次々に炸裂していくキックの嵐。
矢継ぎ早な攻撃に、ドラゴンはどんどんひるんでいく。
それでも攻撃はやまない。
ドラゴン、時に尻尾を振り回して回転するが、戦士は機敏にかわしていく。
あるいは。
跳ね飛ばされてもすぐ起き上がって、攻撃を繰り返した。
「ぐるるるぅぅ……!?」
ドラゴンはたまりかねたのか、ついに逃げ出そうと尻尾を向けた。
「やばい。逃げられる!?」
わたしがそう叫びかけた時、
「ふん」
ひと際背の高い戦士が、丸太みたいな両腕でドラゴンの尾をつかむ。
角刈りで髭剃り後の目のしみる、渋い感じのオッサン。
全身が他の戦士に比べても、それはもうムッキムキ。
パワータイプか? ……こいつは今後、角刈りと呼ぼう。
「ふん!!」
角刈りが止めている間に、戦士たちは四方八方からドラゴンをボコボコに。
そして、ドラゴンは暴れてまたもブレスを吐こうとした時、
「ぜいや!!!」
角刈りは前に回って、ドラゴンの首に巻きつき……。
ゴキン……!!!!
そのまま折り曲げてしまった。
ドラゴンはだらんと舌を垂らして、地べたに沈む。
……どうやら、やっつけたみたいだ。
わっと、戦士たちの歓声が上がった。
何とぞ応援よろしくお願いします!
その1ポイントで救済を!!




