その20、地龍討伐クエストの依頼
次なるクエストは危険の予感。
果たして……。
「例のパンツの人なら、いけるんじゃないですか?」
「それはちょっと……。まだノーマルランクですし……」
おや?
クエストの選定を始めた受付では何か揉め始める。
「あの、何かあるんですか?」
「いえ、あの……」
「実はグランド・ドラゴンの討伐依頼が来てるんです」
「ドラゴン……」
モンスターと言えば、ウィンに勧められて色々本も読んだ。
今さらだが、この世界の言語はしゃべれるし、聞けるし、読み書きも可能。
勉強した覚えもないのに。
で、モンスターにもランクがあって、オークなんかはノーマルが狩る対象。
数は多いし、すぐ増えるが、人間よりも小柄で特殊能力もない。
だが、ドラゴンは……。
ノーマルが狩れるのは、せいぜいレッサードラゴンらしい。
書籍の絵を見るに、角があるけど二本足の恐竜みたいなやつ。
映画に出てくる、獲物を群れで狩る小型肉食恐竜というか。
レッサーだけど、ドラゴン属にあるだけあって、けっこうやばいらしい。
油断するとRやHRでも不覚を取ることもあるそうだ。
しかし、グランドね……?
「どんなヤツです」
「参考までに……」
と、解説書を見せられたわけだが、
なるほど、なるほど。四足歩行で翼はないけどドラゴンらしいドラゴン。
の、ようだ。
陸生。すなわち地龍って、わけね。
で、文章を読むと。
翼を持つ龍に比較すると、やや知力で劣る。
また魔法を使うということもない。
ただし、強靭な肉体と生命力。そして鉄をも溶かすブレス。
種類や個体差で危険は変わってくるが、場合によっては、
「……ひとつの国が滅ぶ場合がありうる、と」
はあ、とわたしはため息をついた。
いや……とんでもねえ化け物じゃん?
「……これ、国の偉い人が対処する問題じゃあ?」
「それが、ごく最近にある村の近くに住みついたんです」
「いきなり?」
「はい、いきなり。おそらくはダンジョンから出てきたものかと」
ふーん。
こうなると自然発生するダンジョンとやらも、災害やね……。
「それで、場所は?」
「ここになります」
地図で示されたのは、
「…………。この街の近くですねえ?」
「はい、ですから早急に解決したい問題でして」
「わたし、まだノーマルランクですけど、これ、本来はどれくらいの人がやるべきもの?」
「……?」
「いや、参考までに聞きたいんですけど」
「理想としてはSR以上が複数。万全の準備と装備をした上で……」
「……うーん」
わたしは考え込んでしまった。いや、まず無理だなあ。やばすぎでしょ。
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