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その13、悪辣なSR冒険者


典型的な悪党が登場しました……!





 何なんだ?


 よく見ると、何だか見覚えのある女の子に、オッサンが……。


 む? あれって……。


 ほとんど話したことはないが、同じクラスのグループだ。

 けっこう可愛い子が集まってるグループで、リア充的な集まり?

 少し派手目のやつが、オッサンを睨んでいる。


 けど、微かに震えているのが、わかった。

 ビビっているのだ。


 まあ……。


 オッサンは、それも複数人である。

 中年太りしてるけど、日に焼けて腕も太い。


 見るからに喧嘩も強そう、性欲も強そうな脂ぎったオッサン連中である。


「いいからいいから、オジサンたち、ランクSRだよー? 頼りになるんだから」


 慣れ慣れしい態度で、オッサンは女の子たちの体に触っていた。

 というか、おっぱいを揉んだり、お尻を撫でたり……。


 やりたい放題。

 こりゃセクハラちゅうか、痴漢っていうか――性犯罪?


「や、やめろよ……」


「冷たくしないでよー。同じ日本人じゃない?」


 オッサンたちは言いながら、なおもエロ行為を続けている。

 というか、どんどんエスカレートしてるじゃないか。


「……!」


 それを見て、ウィンがキッと鋭い目になって立ち上がる。


「ダメだよ、あれ、SRの冒険者だって。相手が悪いよ……」


 妹はあわてて姉を引き留める。


 なるほど、SR……。


 一般人の上限とも言えるランクなら、かなり強いわな。

 積極的に喧嘩したい相手じゃない。


 てなことをやってるうちに、オッサンたちのエロお触りはさらにエスカレート。

 しまいには、パンツに手まで突っ込みやがった……!?


 これもうアウトじゃね?


 わたしは怖いとかむかつくよりも、呆れてしまった。

 異世界ではっちゃけるにしてもさあ……。


 その時だった。


「ひょっとして、出番ですかねえ?」


 勝手に召喚が発動され、1号がそばに立っていた。忍者もいる。


「……あいつらSRランクらしいけど、勝てるの?」


「もちろん。後はマスターの命令だけですねえ」


 1号は頼もしい笑顔で胸をたたくのだった。


「じゃあ、あいつらをやっつけろ」


「OK」


 わたしが命じると1号と忍者はさっと動き出した。



「うーん、良い匂いだねえ。若い女の子はいいなあ」


「おい」


 勝手なことを言っているオッサンの頭を、1号がつかんだ。


「ここはピンサロじゃねえぞ、おい」


 1号は軽々とオッサンを女の子から引きはがし、床に放り投げた。


「……ぎゃあ!?」


 その間に、忍者が別のオッサンの腕をねじり上げている。


「な、何だ、てめえ、変態か!?」


 いきなり割り込んできたパンツ一丁の1号たちにオッサンたちは叫ぶ。







続きが気になられたかた、ならなかったかたも――

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